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Mozilla、モバイル OS「Boot to Gecko」を「Firefox OS」に名称変更

Sean Michael Kerner
2012年7月3日 / 11:40
 
 
 
Mozilla、モバイル OS「Boot to Gecko」を「Firefox OS」に名称変更
何年もの間、私は「Firefox OS」という名前は良いものだと訴え続けてきた。米国 Mozilla もようやくこの考えに同意してくれたようだ。Mozilla は2012年7月2日、「Boot to Gecko(B2G)」と呼ばれていたモバイル OS の名称を「Firefox OS」に変更した。

Web ブラウザと同じ名前を持つ OS は、もう1つある。Google の「Chrome OS」だ。そして、どちらの OS でも、Linux が使用されている。Firefox OS では、Linux はブートで利用されるのみで、主役はあくまで Firefox だ。このあたりも Chrome OS と似ている。

だが、Chrome OS と Firefox OS を取り巻く環境は大きく異なる。Chrome OS は行き詰まりを見せており、同 OS のサポートを継続しているのは Samsung だけになりつつある。一方、Firefox OS は広く携帯電話業界のサポートを受けており、現時点ですでに Deutsche Telekom、Etisalat、Smart、Sprint、Telecom Italia、Telefónica、Telenor が Firefox OS のサポートを表明している。

そう、Firefox OS は、 Linux ベースのモバイル OS としては、リリース前からすでに Android に次ぐ規模のものになっているのだ。

今回の名称変更は、Mozilla のブランド戦略のシフトも意味する。モバイル OS「Firefox OS」の名前が広く浸透すれば、「Firefox」がモバイル中心のブランドであると見なされてしまう可能性がある。私は、モバイルに成長があるという考え方は間違っていないと思うが、Mozilla にはデスクトップも忘れないで欲しいとも思う。Firefox OS は、OS としては Chrome OS と同じことができるはずだし、Mozilla はそれをするべきだと思うのだ。つまり、Firefox OS をスマートフォンでの利用に限定せず、Firefox OS を搭載したノート PC を作り、利用者に安価に提供することだって可能なはずだ。

とりあえず、Mozilla は現時点で考えうる最善の手を打ったとは言えるだろう。Firefox というブランド力を、スマートフォン OS の知名度アップに利用したのだ。Boot to Gecko の知名度をあげるには、これしか方法がなかった。「B2G スマートフォン」という名前を聞いて、これが Mozilla のものだと誰がわかる?

Firefox OS が搭載されたスマートフォンは、2013年の初頭にまずはブラジルで出荷が開始される。Firefox OS スマートフォンが成功すれば、スマートフォンアプリ開発の流れは一変する可能性がある。プラットフォームごとにネイティブアプリを開発する時代は終わり、HTML5 などの Web 標準を活用したインタープラットフォームアプリがモバイル開発のメインストリームとなるかもしれない。

Sean Michael Kerner は、InternetNews.com の主任編集者。
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