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米 IPS、リチウムイオン電池に代わる固体薄膜電池技術のデモに成功

japan.internet.com 編集部
2012年6月14日 / 20:30
 
 
 
米国クリーンエネルギー企業の Infinite Power Solutions(IPS)が、リチウムイオン電池に代わる新たな電池技術のデモに成功した、と2012年6月5日に発表している。

スマートフォン、タブレットやその他の家電製品の設計に変革をもたらすものだそうだ。

このデモで同社は、有機物フリー、全固体の薄膜電池により、過去最高水準の蓄電容量を示した。片側のみへの蒸着を使ったこの超薄型の再充電可能セルは 1.25mAh/cm2 の容量密度を達成している。

IPS はこの技術を家電製品に導入すべく、OEM 協議を開始した。

IPS はさらに、プリズムリチウムイオンセルと同等の 2.5mAh/cm2 の容量密度を熱暴走のリスクなしに実現し、さらに同等の生産コストも実現する、ロールツーロールの製造と両面への蒸着を使った電池製造技術を示すホワイトペーパーも発表した。

この新しい固体電池は1ドル/Wh 未満のボリュームで製造でき、パッケージに収めた段階で、既存のリチウムイオンセルのエネルギー密度を25%上回る 700Wh/リットルを実現する。

高密度セルは、スマートフォンやタブレットのディスプレイ形状に合わせた池設計を含め、さまざまな形態に配置できる。完全に乾式な全固体であり、プリズムリチウムイオンセルのように、安全上の理由から閉じ込めなければならない有機物の液体やゲル状の電解質はない。セルを積み重ねても安全なため、5枚の、トランプカードとサイズや厚さが同等の、3.95V 全固体、薄膜電池パックを製造できる。厚みは、同等の容量を持つ従来のリチウムイオン携帯電話用電池の3分の1。電池容量は約 1.4Ah、最大電流は 7A で、一般的な携帯機器に対応する。

IPS は、埋め込みアプリケーション向けに充電式の固体薄膜電池を製造する、2001年創業の非上場企業。

同社の「THINERGY Micro-Energy Cell」(MEC)製品は超薄型のマイクロ蓄電デバイスで、従来のコイン電池、スーパーキャパシタやその他の超小型電池に取って代わるもの。

MEC は、Bluetooth 対応スマートデバイスやワイヤレスセンサーノードをはじめとするコンシューマ向け用途で、自律型で小型の恒久的電力供給ソリューションを生み出している。MEC はまた、リアルタイムクロック、メモリモジュール、SSD などにバックアップ電源を供給する。

同社は、次世代携帯電話とタブレット型コンピュータの電源となる、大容量固体電池を開発中。

THINERGY MEC 紹介ビデオ
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