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MM 総研、「iPhone 4S」のキャリア別通信速度の実測比較結果を発表

japan.internet.com 編集部
2011年11月29日 / 17:30
 
 
マーケティングリサーチを行う MM 総研は11月29日、各キャリアから発売されているスマートフォン、タブレット端末を利用した通信速度測定を全国各地で実施し、その調査結果を公開した。

調査は、11月18日から24日に実施。測定場所は北海道、東京(5ヶ所)、神奈川(2ヵ所)、名古屋、大阪、福岡の計11ヶ所。利用端末は NTT ドコモ、au、ソフトバンクモバイル、イー・モバイルの3G サービス最速の通信規格に対応したスマートフォンと iPhone 4S、iPhone 4、NTT ドコモの次世代通信規格「Xi(クロッシィ)」対応タブレット端末と、au の「WiMAX」対応スマートフォンで、合計8機種を使用。通信速度にはスピードテストサイト「Broadband Networking Report Speed Test 画像読み込み版」を使用し、1ヵ所につき昼と夜の2回(1回につき3回計測を行い、平均値を算出)、下り(ダウンロード)と上り(アップロード)の速度をそれぞれ測定している。

● au 版とソフトバンク版、「iPhone 4S」の通信速度の実測値に差は?


まず、現在購入を検討している人にとって最も興味深い「iPhone 4S」の”通信速度対決”について。『繋がりやすさの au』と『料金・サービス充実のソフトバンク』というイメージが強いが、実際の通信速度の実測比較ではどのような結果が出たのだろうか。

調査結果によると、iPhone 4S の昼間における全11拠点の平均速度はソフトバンク版が下り:1.37Mbps、上り:0.77Mbps、au 版が下り:0.71Mbps、上り:0.70Mbpsという結果になり、アップロードのスピードには大きな差がない一方で、ダウンロード速度に関してはソフトバンク版が au 版に対して倍近いスピードを計測していることがわかった。
ソフトバンク版 iPhone 4S、au 版iPhone 4S、iPhone 4のスピード実測比較(全国平均)
ソフトバンク版 iPhone 4S、au 版iPhone 4S、iPhone 4のスピード実測比較(全国平均)

夜間の測定結果でもソフトバンク版が下り:1.32Mbps、au 版が下り:0.73Mbps という結果となっており、昼夜を問わずソフトバンク版のダウンロード速度が au 版を大きく上回るという結果になった。また、調査拠点別に見ても各地でソフトバンク版のダウンロード速度が速く、神奈川の2ヵ所と名古屋ではソフトバンク版が au 版の3倍近いダウンロード速度を記録したという。

ちなみに、au 版 iPhone 4S の下り速度の測定結果は、ソフトバンクのみから発売されている前モデル iPhone 4の計測結果(昼:1.10Mbps、夜:1.06Mbps)と比較しても低いという結果になっている。

このような結果について、MM 総研は両社の iPhone 4S にダウンロード速度の理論値(仕様)に違いがある点(ソフトバンク版が14.4Mbps、au 版が3.1Mbps)が要因のひとつと指摘している。また、両社の通信回線のひっ迫度の違いや電波改善施策の効果などが実測スピードに影響を与えているものと思われる。

また、11月16日に矢野経済研究所が発表した iPhone 4S に関する満足度調査では、通信速度の満足度は au 版が51%、ソフトバンク版が50%と差がほとんどない状況で、このように満足度が拮抗している要因も、今回の調査結果からわかる体感ダウンロード速度の違いによるところが大きいと推測される。

● キャリア4社の3G 通信速度の実測比較、最も速いのは?

また、調査ではキャリア各社の3G 回線の通信速度の実測比較も実施している。昼間における全拠点の平均速度では、下りは1.71Mbps でイー・モバイルが1位に、上りでは0.98Mbps で au が1位になった。調査拠点別には、下りはソフトバンクとイー・モバイルが11拠点中5拠点でそれぞれ1位、au は1ヵ所で1位という結果に。上りは au が5拠点、イー・モバイルが4拠点、ソフトバンクが2拠点で1位という結果になっている。

一方、夜間ではイー・モバイルが下り:1.71Mps、上り:0.99Mbps と最速で、調査拠点別では下りでイー・モバイルの1位が8拠点、ソフトバンクの1位が2拠点、au の1位が1拠点という結果になっている。
キャリア別3G 通信速度の実測比較(全国平均)
キャリア別3G 通信速度の実測比較(全国平均)

各拠点で NTT ドコモが1位を取ることができず苦戦する結果となったが、一方でイー・モバイルが安定した結果を残していることを考えると、これは契約者数の多さや同時利用者数の多さによる通信のひっ迫状態が大きく影響しているものと考えられる。また、NTT ドコモ、au と比較してソフトバンクが各拠点で安定して4社の中で上位の結果を出している点は本来の予想を覆すものとなった。

● 次世代高速通信対決はドコモ「Xi」に軍配

NTT ドコモの次世代高速通信規格「Xi(クロッシィ)」と au が推進している高速通信規格「WiMAX」の通信速度の実測比較では、昼間の全国平均で「Xi」が下り:5.49Mbps/上り:3.30Mbps、「WiMAX」が下り:2.15Mbps/上り:1.94Mbps という結果になり、ドコモの「Xi」に軍配が上がった。しかし、MM 総研のレポートによると次世代通信のポテンシャルが実証できた一方で、駅前などでも「Xi」や「WiMAX」の通信が途切れて3G 通信になるケースが見られ、電波状況は不安定だったという。
次世代高速通信サービスの実測比較結果(全国平均)
次世代高速通信サービスの実測比較結果(全国平均)

(お詫びと訂正)
本文中、au 版 iPhone 4S のダウンロード速度の理論値(仕様)を誤って記載しておりました。お詫びし訂正いたします。
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