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モバイルならではの「ニコニコ生放送」の楽しみ方がある――ドワンゴに聞く

japan.internet.com 編集部
2009年8月3日 / 11:00
 
ドワンゴは7月より、ドコモ端末を利用するプレミアム会員に対し、生放送番組「ニコ生モバイル(仮)」の提供を開始した。

公式の「ニコニコ生放送」、および「ユーザー生放送」「チャンネル生放送」を合わせて最大3,000人の同時視聴に対応するほか、「ユーザー生放送」「チャンネル生放送」では、1番組につき最大100人の同時視聴が可能だ。

今回は、ドワンゴのニコニコ事業本部 副本部長の齋藤光二氏、ニコニコ事業本部 第二企画開発部の野田明日香氏、研究開発部 第四開発セクション ニコモバGの宮本 卓氏に、モバイルならではのニコニコ生放送の楽しみ方や新機能などについてお話を伺った。

左から、ドワンゴ 宮本氏、齋藤氏、野田氏
左から、ドワンゴ 宮本氏、齋藤氏、野田氏
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――現在、ニコニコ動画のプレミアム会員数はどれくらいですか?

齋藤氏
先日、「ニコニコ動画」のプレミアム会員数は40万人を突破しました。モバイルにおける登録者数は389万人となっています。

また8月3日より、プレミアム会員の決済方法として、ドコモのマイメニュー課金(月額525円)にも対応します。これにより、ドコモ、ソフトバンク(昨年11月4日より)、au(7月2日より)の3キャリアで、決済手段に月額課金が利用できるようになりました。

これまでドコモユーザーには、90日間有効のプレミアム会員権を「ドコモ ケータイ払い」で購入してもらうという方法を提供していましたが、やはり携帯電話から一度に1,680円を支払うのには抵抗がある人も多かったと思います。ニコニコ動画モバイルにおけるドコモユーザーのシェアは大きいので、さらなる利用者拡大に繋がればいいと思っています。

――先日より、ドコモのプレミアム会員限定で「ニコ生モバイル(仮)」を開始されましたね。

齋藤氏
6月から実験的にサービスを開始し、7月から正式にサービスを開始しました。ニコ生モバイルで、モバイルのユーザーにもプレミアムの特権を感じてもらい、携帯でも生放送を楽しむ文化を広めたいと思っています。

宮本氏
8月3日からは、ニコ生モバイルでもコメントの投稿が可能になります。また、現在ニコ生モバイルは、ドコモのプレミアム会員のみに提供していますが、ドコモの一般ユーザーにも1日3分間だけ、生放送を試聴できる「おためし再生」サービスも開始します。

「おためし再生」 イメージ
「おためし再生」 イメージ

齋藤氏
モバイルの面白さとしては「今、渋谷の外から〜」「電車の中で〜」など、外出先からもコメントすることができることだと思います。携帯の利用者が増えると、それを意識した使い方や遊び方もでてくるんではないでしょうか。野外のイベントに参加しながらニコ生モバイルを立ち上げ、コメントする、なんていうもの面白いですね。

野田氏
7月22日の皆既日食では、朝11時という早い時間だったにも関わらず、サービス開始以来、最高のユーザー数を記録しました。これは全く予想してなかったですね。早くもモバイルならではの使い方をされているようです。

齋藤氏
ニコニコ動画は、動画を一度視聴してから AA(アスキーアート)やコメントを事前に用意することができますが、生放送ではその場で感じたことをすぐコメントしなければならない。そういった意味では、突発的なコメントから奇跡が起きる…“神”が降りてくることもあるのではないかと期待しています。

――新機能や、今後のバージョンアップの予定はありますか?

齋藤氏
これまで、ニコ生モバイルで動画間を移動するには、アプリケーションをわざわざ立ち上げ直す必要がありましたが、7月22日より「ザッピング機能」を搭載しました。生放送ではザッピングする機会が多いと思うので、ぜひ活用していただければと思います。

それと、ニコ生モバイルのアーカイブを設けることも考えています。アーカイブでも、その時の空気を感じることはできるし、その場にいたかったという人には、その場を追体験してもらうというのもありかなと。

宮本氏
PC サイトのニコニコ生放送では、高負荷をどうさばくかが1つの問題となっています。常に負荷との戦いですね。今はまだ問題ありませんが、今後ニコ生モバイルが認知されてくると、モバイルにおける負荷にも対応していかなければいけないですね。

「ニコ生モバイル」イメージキャラクターのニコモバちゃん
「ニコ生モバイル」(QR コード)
イメージキャラクターのニコモバちゃん

――今後は、モバイルにもより力を入れていかれるのでしょうか?

齋藤氏
PC ユーザーの中には、モバイルを積極的に使われていない人も多いと思うんです。やはり我々の使命としては、ニコニコ動画を一般化をしたいという想いがあります。それを推し進めるうえで、起爆剤となるのはモバイルだと思っています。

ニコニコ動画と生放送のどちらにも言えることですが、モバイルなら、ちょっとした空き時間や、夜寝る前にベットに入りながら視聴できるので、10代の若いユーザーにも気軽に利用してもらえるのではないでしょうか。

野田氏
今はニコ生モバイルを認知している人も少ないので、露出方法を考える必要はあると思います。また、“生放送が何かわからない”という人も多いと思うので、もっと誰でも理解できるような易しいサービスにしていきたいですね。

――生放送ならではの危険もあるかと思います。性的表現や暴力的な表現などへの対策はどうされていますか?


齋藤氏
もちろん、違法な行為などは起きないよう常時パトロールは欠かしません。また、そういった行為におよんだユーザーへのペナルティは厳しく設けています。犯罪の温床になることのないよう、モバイルはより厳密な基準を適用しています。

とはいえ、やはり運営側も規制するのは大嫌いなんです。削除したくないものを泣く泣く削除することもある。ニコニコ動画は、名前の通り皆がニコニコ参加できるものでなくてはならないと考えています。ユーザーがニコ動を愛してくれるように、運営も同じくらいサービスを愛していることを知ってもらえると嬉しいですね。

――最後に、読者およびニコニコ動画のユーザーへ一言お願いします。

宮本氏
8月3日より、ドコモでもマイメニュー課金が開始されます。これを機に、モバイル、PC、生放送のそれぞれで、新たな楽しみ方を見出してもらえればと思っています。

野田氏
モバイルユーザーの方には、まだまだ不便な思いをさせてしまっているかと思います。今後も様々な機能を追加するなど、さらに楽しんでいただけるものを作っていきますので、よろしくお願いします。

齋藤氏
モバイルの利用者には若い人が多いですが、直接ユーザーの声を聞く機会が少ない。彼らの意見を取り入れて、ニコニコ動画のいい色を保ちつつも、モバイルならではの“ポップ”なサービスにしていきたいと思います。デザインも PC とは少し異なるものになっているので、そこにも注目してください。
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