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Seagate、フラッシュメモリを併用するハイブリッド HDD の量産開始

Andy Patrizio
2007年10月9日 / 11:40
 
 
ハードディスク ドライブ (HDD) メーカー Seagate Technology は8日、ノートパソコン用途の省電力ハイブリッド HDD 製品『Momentus 5400 PSD Hybrid Drive』の量産開始を発表した。同製品は、NAND 型フラッシュメモリを非常に大きな容量のキャッシュとして使用するもので、同社はハードディスク技術の今後を方向づける最初の製品になると見込んでいる。

ストレージ デバイス製品ベンダー各社は、フラッシュメモリのみで構成した半導体ドライブ (SSD) 製品を自社製品群に揃えようと試みている。たとえば SanDisk などは、多様なインターフェースに対応したさまざまな容量の SSD 製品を用意している。

これら SSD は、従来型の HDD よりも遙かにエネルギー効率が高く、静かで高速という、「ディスク」ストレージの可能性をもたらすものだ。しかしこうした利点は、容量の少なさと大きなコストによって相殺されてしまう。具体的には、64GB の SSD が900ドル程度なのに対し、3.5インチ内蔵型 SATA (シリアル ATA) ドライブは、1TB でも300ドル強に過ぎない。

そこで Seagate が選択したのは、中間路線という道だ。同社はノートパソコン用2.5インチ HDD『Momentus 5400.3』に、256MB の NAND 型フラッシュメモリを搭載した。最も使用頻度の高いデータは、Momentus 5400 PSD のフラッシュメモリに格納するため、必要なハードディスク部へのアクセス量が少なくて済み、その結果、消費電力、ノイズ、損耗を抑えることができる。

Momentus 5400 PSD は、容量80GB/120GB/160GB の3モデルからなり、Microsoft の『Windows Vista』が備える『Superfetch』および『ReadyDrive』に対応する。これら技術によって、使用頻度が最も高いファイルを調べ、それをフラッシュメモリに格納する。使用頻度の高いデータをドライブの高速フラッシュメモリ キャッシュに保持することで、性能向上を支える。

Seagate の製品マーケティング担当マネージャ Joni Clark 氏によると、その結果 Momentus 5400 PSD では、フラッシュメモリを用いない標準的な HDD に比べ、速度が20%向上するほか、消費電力は50%減り、寿命も30%長くなるという。

Clark 氏は取材に対し、「これは (フラッシュメモリと HDD の) 統合第1世代として、よいスタートだ。われわれは、メモリの価格低下やドライバの調整に伴い、さらに性能向上が進んで欲しいと願っている」と語った。
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