Mobile

モバイル

理解され始めたモバイルの特性

中橋義博
2007年10月3日 / 09:00
 
 
地下鉄を使って目的地まで向かおうと思うと、どのルートを取って良いか分からないことがよくある。特に東京都内を走っている地下鉄の路線数を数えてみると、東京メトロ、都営地下鉄を合わせると12路線。これが JR や私鉄に乗り入れをしているため目的の駅まで行くルートは多数存在し、これを調べるのはネットや携帯を使うのが当たり前になった。

このような検索サービスが無かった頃は、いちいち路線図を見て確認していたのを思い出すと相当便利になったと本当に実感する。その上ナビゲーションを使うことで地図を確認するということも激減した。

国内でモバイルリスティングサービスを提供して3年が過ぎたわけだが、広告代理店様や広告主様から寄せられる質問の内容も若干変わってきたと感じる時がある。

もちろん、「露出の増減」や「クリック率の高低」「効果のよしあし」などに関する質問は今でも当たり前にあるのだが、最近つとに減ったと感じるのが「広告主様サイドのログと、広告配信会社のレポートにクリック数の差異があるのだが…?」という質問だ。

PC でもある程度差は出てくるのだが、モバイルの場合その差が非常に大きいというのが、問い合わせをしてきた大きな理由であった。弊社の立ち上げ当初は、システムトラブルの可能性もあるということで、必死で調査をしたことがあったが、結局システム的には問題は無かった。

そこでモバイルを使うシーンを考えることでその差異が発生する理由が分かってきた。PC とモバイルの違いは「どこでもインターネットに繋げることが出来る」という点であり、この「どこでも」が上述の差異の原因になっている。

皆さんも「待ち合わせの時に相手が来たので、見ていたサイトを閉じた」や「路線検索をしていたが地下鉄内であるため、途中で電波が途切れて結果が出なった」などという経験があると思う。

つまり、セッションが完了するまでに接続が切れてしまうという可能性が PC より高いために、媒体にはクリックされたというデータが残るのだが、実際には広告主のサイトに辿り着く前に通信が途切れてしまい、広告主のログには残らないということが起こり、上記のような差異が生じてくる。

質問が減った理由には上記のことが広告代理店様や広告主様にも理解されたということが大きい。もう一つ質問が減ったのにはトラッキングツールの性能向上というのも要因として考えられる。

以前と比べトラッキングツールの性能も上がり、かつ価格も下がってきたため、積極的に導入をするクライアントが増えている。トラッキングの結果を見てキチンと費用対効果を計ることが出来るようになったため、目標値とする数値内に収まっていればレポートの差異についてはあまり大きな問題にならなくなったという話も聞く。

このようにテクノロジーの進歩によって、媒体のある特性が理解され、以前は頻繁にあった質問が無くなるということが増えてきたわけだ。とは言え、そのような質問が無くなれば新しい質問が出てくるのだが…。
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