リモートワーク向け自転車キャンピングカーのプロトタイプをSpaceCamperが公開

SpaceCamperによるリモートワーク向け自転車キャンピングカー(プロトタイプ)

ドイツのキャンピングカーメーカーSpaceCamperが、カーゴバイクを自転車キャンピングカーにするコンバージョンキットのプロトタイプを世界最大級の旅行見本市CMT 2023で発表しました。アウトドア好きの都市生活者やサイクリストなどに向けてデザインされたデジタルノマドRVだとしています。

リモートワーク向け自転車キャンピングカーのプロトタイプをSpaceCamperが公開

昼は自転車で移動・仕事 夜間はキャンプを楽しむ

CO2排出量を削減しつつ、移動と仕事、そしてキャンプを楽しむためのコンバージョンキットで、理想のライフワークバランスの実現を目指しています。製品自体はタープ、就寝用プラットフォーム、そしてモバイルワークステーションで構成されていて、カーゴバイクに取り付けて利用可能になっています。


自転車キャンピングカーの仕組み

今回公開されたプロトタイプのベースになっているのはRiese & Müller社のLoad 75。Boschのミッドモーターを搭載しています。前述のタープや就寝用プラットフォームなどはLoad 75のカーゴルームに装着。このユニットは取り外せるので、Load 75をカーゴバイクに戻して普段使いすることも。

リモートワーク向け自転車キャンピングカーのプロトタイプをSpaceCamperが公開

利用例

SpaceCamperが公開した画像では、利用者が自転車キャンピングカーで仕事をする様子が描かれています。

リモートワーク向け自転車キャンピングカーのプロトタイプをSpaceCamperが公開

仕事後は読書をしたり、調理をしたりといったキャンプでのあれこれを楽しめます。

リモートワーク向け自転車キャンピングカーのプロトタイプをSpaceCamperが公開

リモートワーク向け自転車キャンピングカーのプロトタイプをSpaceCamperが公開

夜間には簡易ベッドが出現。寝袋などを使って、自転車上で一泊できます。

リモートワーク向け自転車キャンピングカーのプロトタイプをSpaceCamperが公開

就寝時には星空の下で横になることもできますが、雨が降っているときなどにはタープを利用できます。タープは自転車のフレームなどを利用するので、地面にペグを打つ必要はないのだとか。

リモートワーク向け自転車キャンピングカーのプロトタイプをSpaceCamperが公開

SpaceCamperは、2023年夏には受注を開始する予定としています。