「1=0.33+0.33+0.33」を視覚的に示す自転車をウクライナのThe Qが製作

The Qが「1=0.33+0.33+0.33」を視覚的に示す自転車を製作。いつも通り、その製作過程をYouTubeで公開しました。

「1=0.33+0.33+0.33」を視覚的に示す自転車をウクライナのThe Qが製作
The Qが「1=0.33+0.33+0.33」を視覚的に示す自転車を製作

今回製作された自転車は、6月24日に公開された“「0.5x2=1」を視覚的に示す自転車”のコンセプトをさらに一歩進めたもの。3分の1にカットした駆動輪(後輪)3つを装備した自転車を作り、これで走行できるのかを試しています。


「0.5x2=1」自転車同様、カットしたホイールでは空気を入れるタイプのチューブは取り付けられないので、ノーパンクタイプに交換。地面からの衝撃を吸収する役割を担います。

「1=0.33+0.33+0.33」を視覚的に示す自転車をウクライナのThe Qが製作
チューブはノーパンクタイプに変更

こうして仕上げられた自転車は、ペダルを漕ぐと3つの後輪のどれかが接地。若干、がたがたはしていますが、普通の自転車と同じように前進して「1=0.33+0.33+0.33」をわかりやすく示します。

「1=0.33+0.33+0.33」を視覚的に示す自転車をウクライナのThe Qが製作
段差も超えられます

The Qは今回は、「0.33+0.33+0.33=0.5+0.5」や「0.5+0.5=0.33+0.33+0.33」を示す自転車の製造も試みています。これらは前輪を3分割、あるいは2分割するという試み。ところがこれらの自転車はうまく走りませんでした。操舵輪を分割してしまうとハンドルを切って右左折をしているとき、フロント3輪、あるいは2輪の接地位置が微妙にずれてしまい、車体が安定しなくなるようです。

「1=0.33+0.33+0.33」を視覚的に示す自転車をウクライナのThe Qが製作
「0.33+0.33+0.33=0.5+0.5」を示そうとトライした自転車

「1=0.33+0.33+0.33」を視覚的に示す自転車をウクライナのThe Qが製作
「0.5+0.5=0.33+0.33+0.33」を示そうと頑張った自転車

「1=0.33+0.33+0.33」を視覚的に示す自転車をウクライナのThe Qが製作
どちらもカーブをうまく曲がれません

走行の様子については以下のThe Qのビデオで確認してください。ビデオは6分1秒の走行シーンからスタートしますが、製造手順を知りたい方はビデオを最初から視聴することをおススメします。



The Qはウクライナ在住のチームで、現在は大変厳しい状況にあるそう。同チームの動画を視聴し、チャンネル登録すると助けになるそうなので、時間のあるかたは是非視聴してみてください。

「1=0.33+0.33+0.33」を視覚的に示す自転車をウクライナのThe Qが製作 3分の1ホイールでもなんとか走れる
どんな状況でもユーモアを忘れないThe Qはすごい!