ペダルを漕いで発電して走る3輪電動バイク「Mean Lean Machine」 Arcimotoが最新プロトタイプを発表

米国オレゴンに本拠をおくArcimotoが「Mean Lean Machine」の最新プロトタイプを公開しました。

ペダルを漕いで発電して走る3輪電動バイク「Mean Lean Machine」 Arcimotoが最新プロトタイプを発表
Arcimotoが「Mean Lean Machine」の最新プロトタイプを公開

基本構造はヤマハ「トリシティ」タイプの、フロント2輪の電動バイク。カーブもある程度スピードを出したままで曲がれるので、「CO2排出量削減のために楽しさを我慢」する必要はなく、エコ活動をしながら走りを楽しめます。


ペダルを漕いで発電して走る3輪電動バイク「Mean Lean Machine」 Arcimotoが最新プロトタイプを発表
リーン♪

ユニークなのはバッテリーの充電方法で、人間がペダルを漕いで充電するシステムを導入しています。自宅でフィットネスバイクのように「Mean Lean Machine」のペダルを漕げば、エクササイズをしながら、その後街中を走るためのエネルギーを生み出せます。

ペダルを漕いで発電して走る3輪電動バイク「Mean Lean Machine」 Arcimotoが最新プロトタイプを発表
楽しみながら発電します

ペダルは走行時にはアクセルのように機能。激しく漕ぐとスピードがあがり、ゆっくり漕げば速度は下がる仕組みで、走行感覚は自転車のようにナチュラルなのだとか。

ペダルを漕いで発電して走る3輪電動バイク「Mean Lean Machine」 Arcimotoが最新プロトタイプを発表
発電後は、楽しみながら走れます

製造時の環境負荷が低いのも「Mean Lean Machine」のメリット。Arcimotoは1台のハマーまたは2台のテスラを製造するのと同じ量の材料で、「Mean Lean Machine」を100台製造できるとしています。

ペダルを漕いで発電して走る3輪電動バイク「Mean Lean Machine」 Arcimotoが最新プロトタイプを発表
製造から使用(走行)、廃車までCO2削減を徹底

今回の最新プロトタイプ発表では、「Mean Lean Machine」が3グレードで市場展開されることが明らかになりました。グレードはベースモデルの「Sidewinder」、中間グレードの「Cybertrike」、そしてハイエンドの「Mean Lean Machine」という構成。今回発表されたのは中間グレード「Cybertrike」の最新プロトタイプとされています。

ペダルを漕いで発電して走る3輪電動バイク「Mean Lean Machine」 Arcimotoが最新プロトタイプを発表
名称がテスラ「Cybertruck」に似ているのが気になる…。

機能面ではサスペンションを大幅に改造し、乗り心地をよりスムーズにしました。またホイールの材質をカーボンファイバーとして軽量化を実現し、軽快なハンドリングと航続距離のアップを目指しています。

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カーボンファイバーホイール採用
お値段が気になりますね

Arcimotoは今回のプロトタイプと同じものを複数台製造し、各地でプロモーション目的での試乗を実施するとしています。また販売開始は2022年の末に予定されています。