近頃は近所のスーパーでも良く目にするようになった代替肉製品。からあげやハンバーグ、ミートパイなど様々なメニューに利用されています。

それら代替肉製品の多くは原料に大豆を使用しています。これはもちろん、大豆にはタンパク質が豊富に含まれているから。でも米国のスタートアップ企業Umaro Foodsは、代替肉製品の原料に大豆を選びませんでした。


同社が製造しているのは、肉加工食品の中でも脂っこいイメージのあるベーコン。それを海藻で作っています。海藻にはタンパク質が豊富に含まれているので代替肉の原料には適しているそう。さらに大豆と比べ“Umami（うま味）成分”も豊富で、口に入れたときの満足感も高いそうです。


代替ベーコンでは海藻に対してひよこ豆やココナツ、ひまわり油が加えられていて、味付けには海塩が使われています。ベーコンらしい色合いを出すためにはパプリカやレッドラディッシュが採用されました。


Umaro Foodsはこうして製造した代替ベーコンを、現時点では小売りしてはおらず、サンフランシスコやニューヨーク、ナッシュビルのレストランに卸しており、今後も提供先を増やしていくとしています。


日本に住んでいる我々には、今すぐに代替ベーコンを食べる方法はないみたい。でもとりあえず、今夜の夕食にわかめのお味噌汁をプラスすれば、栄養としては近いものが取れそう。さらに豆腐を加えておけば、それほど手間暇かけることなく、完璧なメニューとなりそうです。