「Basalt」は自転車でのリモートワークを可能にする電動アシスト自転車。米国カリフォルニア州に本拠をおくMokwheelブランドが発表しました。
大容量バッテリーを装備。パワーインバーター&ソーラーパネルに対応していることと合わせ、自転車をポータブル電源のように利用できます。また、4インチのファットタイヤを装備したことで高いオフロード走破性も確保しており、これらの機能によってどんな場所にでも出かけて、好きな場所でのリモートワークを可能にします。
バッテリー性能
バッテリー容量は960Wh。インバーターを通すことでノートPC(13インチMacBook Pro)を7回、iPhone 8であれば100回充電でき、思う存分リモートワークを堪能可能に。小型冷蔵庫も利用できるので、仕事中のドリンクを確保できます。バッテリーの充電ではACコンセントに加えて、18Vから48Vまでのソーラーパネルにも対応。使用すればバッテリーの利用可能時間を伸ばせるので、電源の無い場所で数日間のキャンプをしながらリモートワークをこなす、なんていうこともできます。
オフロード性能
26x4インチのファットタイヤを装備していて、泥だらけの道や岩の多い場所、雪道を走行できます。クルマでは入れないような場所にあるハードなキャンプ場にも、「Basalt」であれば到達できるケースがあるのだとか。ファットタイヤとしては大径で楽に長距離を走行できます
足元では、フロントフォークのトラベル量は110mmで、走行する道路の状況に合わせて硬さを調整できます。制動系ではTEKTRO製油圧式ディスクブレーキが採用されました。
Mokwheelは近く、「Basalt」の先行販売をIndiegogoで開始する予定。日本での利用は厳しそうですし、そもそも需要が無さそうですが、「クルマでは行けない場所に自転車で移動して、そこでリモートワークをする」という発想は面白いですね。