ブラウンストーンがスタンフォード大学の近くでシェアハウスを運営しています

物価の急上昇に悩まされている米国の人々。特にシリコンバレーではもともと高い家賃がさらに高騰しています。筆者の友人の住む2ベッド、1バスの部屋の家賃は2011年には1,400ドル(約18万円)でしたが、現在は2,700ドル(約35万円)になっているのだとか。これでは払えない…と南の地域への引っ越しを検討しているものの、そうすると通勤距離がのびてしまい、高騰しているガソリン代が払えなくなる…ということで頭を抱えています。

Brownstone(ブラウンストーン)は、こんな住宅問題解消を目指すスタートアップ企業。“シェアハウスの未来を創造する”をコンセプトに、人気エリアに比較的安い家賃で居住空間を提供します。


シリコンバレーに住むならカプセルタイプのお部屋に ブラウンストーンがスタンフォード大学の近くでシェアハウスを運営しています
ブラウンストーンが運営するシェアハウスのキッチン

その秘密は「スリーピング ポッド」の活用。通常、米国で家やアパートをシェアする場合、ベッドルームが個室となります。このため、2ベッドルームなら2人で、3ベッドルームなら3人でシェアすることに。でも、ブラウンストーンでは一軒家に「スリーピング ポッド」を持ち込んでプライベートルームとすることで、一軒家に最大で14人の居住を可能にしました。

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これが「スリーピングポッド」
壁で仕切られた2段ベッドって感じですね

「スリーピング ポッド」は一般的な2段ベッドよりも約40%広いのだそう。ポッド内にはコンセントがあるのでノートPCやスマートフォン充電器を利用できます。壁には“見せる収納”タイプのハンガーパイプが取り付けられていて、服やカバンを掛けておけます。

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ポッド内にはコンセントがあります

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シェアハウス内唯一のプライベートな収納

ポッドの出入り口にはカーテンを装備。他のシェアメンバーの視線をカットしてプライバシーを守れます。

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カーテンでプライバシーを確保

「スリーピング ポッド」以外の領域は、他のシェアメンバーと共有します。シェアハウスにはバスルームが2か所にあり、洗濯機2台、大型の冷蔵庫1台が設置されています。

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バスルームは2か所を14人でシェア

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朝はシャワー渋滞が発生しそうですね

このシェアハウスの最大のメリットは立地。スタンフォード大学のキャンパスまでは自転車で11分という距離にあります。周辺にはFacebook本社を始めいくつかのハイテク企業があり、徒歩または自転車での通勤に便利。買い物ではスタンフォードショッピングセンターが利用できます。

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立地は重要!

家賃は月額800ドル(約10万3,500円)。男女ともに入居できます。