走行しながらタイヤの空気圧を調整できる「Scope Atmoz」

オランダScope Cyclingは「Scope Atmoz」を発表しました。走行しながらタイヤの空気圧を変更できるデバイスです。

走行しながらタイヤの空気圧を調整できる「Scope Atmoz」
オランダScope Cyclingが「Scope Atmoz」を発表

自転車でオフロードに入る際には空気圧を下げてグリップ力を上げ、オンロードに戻る際には空気圧を戻して高速走行に備える必要があります。のんびりと走っているときにはなんでもない作業ですが、レースなどではこのタイムロスが痛手になることも。


走行しながらタイヤの空気圧を調整できる「Scope Atmoz」
チームカーを待機させておいて自転車ごと交換するという手もあるにはありますが…。

「Scope Atmoz」はこの問題を解決するデバイス。ブレーキをかけたりギアを変更したりするのと同じように、サドルにまたがったままで空気圧の上げ下げができるようになり、タイムロスを無くせます。

走行しながらタイヤの空気圧を調整できる「Scope Atmoz」
「ブレーキをかけたりギアを変更したりするのと同じように空気圧を上げ下げする」
というのは新発想ですね

空気圧の調整では手もとのボタンを使用します。空気圧はサイコンでリアルタイムに表示されるので、数字を観ながら最適な空気圧に調整できます。

走行しながらタイヤの空気圧を調整できる「Scope Atmoz」
「Scope Atmoz」 はフロントとリアに2個
リモコンも2個装着します

装着可能なのは、700c、28インチ、29erのホイールとチューブレスタイヤの組み合わせ。本体の重さは300g。動作には内蔵バッテリーを使用し、バッテリーの充電はmicro USBケーブル経由で行います。

カラーバリエーションはブルーとブラックの2色展開。価格は3,998ユーロとなっています。