ダイソンが空気清浄機付きノイズキャンセリングヘッドホン「Dyson Zone（ダイソン ゾーン）」を発表した。ダイソンが培ってきた気流制御などの技術を活用して浄化された空気を装着者に届ける。またノイズキャンセリング機能で没入感のある音楽体験も提供する。

空気清浄機能

空気清浄機能では、イヤーカップに取り付けられたコンプレッサーが「2層フィルター」を通して外気を取り込み、浄化された空気を着用者に「非接触型シールド」を通して送り届ける。「非接触型シールド」は浄化された気流が鼻と口の近くに保たれるよう設計されており、顔の横から吹き込む風の影響をできるだけ受けないデザインとされている。



「2層フィルター」では、「静電フィルター」がハウスダスト、花粉、細菌など、PM 0.1レベルの粒子を99％捕集し、「活性炭フィルター」がNO2（二酸化窒素）、SO2（二酸化硫黄）、オゾンなど都市部のガスをカットする。


マスク着用が求められるシーンでは、口の周りを密閉するコミュニティフェイスカバー（同梱予定）を利用することも。

ノイズキャンセリングヘッドホン

ヘッドホンは、「アクティブノイズキャンセリング（ANC）」が周囲の騒音を遮断。没入感のある音楽体験を提供する。ANCでは次の3つのモードが用意されている。

・ アイソレーションモード：ANCにより、没入感のあるオーディオ体験を提供する
・ 会話モード：非接触型シールドを下げるとアクティブになるモード。空気の浄化をオフにして会話の音をより鮮明にする
・ トランスペアレンシーモード：緊急のサイレンや電車のアナウンスなどの重要な音を増幅する


「Dyson Zone」は2022年秋から一部地域で販売開始される予定だが、日本での展開の有無や販売時期は、現時点では未定となっている。