電動バイクメーカーCAKEがPaperShellと提携しプラスチックパーツの置き換えを目指す

スウェーデンの電動バイクメーカーCAKEが、スウェーデンで持続可能な素材を開発するPaperShellと技術提携したことを発表しました。今後は共同で、プラスチックパーツをPaperShellによる紙製パーツに置き換える研究を実施するとしています。

CAKEはゼロエミッション社会の実現に向けて設立されたメーカー。オフロードを楽しむモデルから配達用のモデルまで幅広く販売し、様々な分野で利用されている乗り物の電動化を目指してきました。


今回の技術提携はさらに一歩踏み込んだ取り組みに向けたもの。バイクパーツで利用できる新素材を見つけることでプラスチックの使用を最小限に抑え、さらにはプラスチックレスなバイクの製造を目指しています。また、そのようなバイクを販売することで他のバイクメーカーに刺激を与え、業界全体でプラスチックパーツの使用を減らすことも目標としているのだとか。

電動バイクメーカーCAKEがPaperShellと提携しプラスチックパーツの置き換えを目指す

PaperShellによる素材は気候変動に与える影響がプラスチックよりもずっと低いのにもかかわらず、強度はプラスチックよりも強いそう。また、耐用年数経過後にはリサイクルすることもできるそうです。

電動バイクメーカーCAKEがPaperShellと提携しプラスチックパーツの置き換えを目指す

CAKEはPaperShellとの協働により、走行時に排出ガスを出さないだけでなく、製造時・廃車時の環境負荷も低いバイクを開発し、2025年までに販売を開始したいとしています。