ヤマハが電動バイク「TY-E 2.0」を開発

ヤマハ発動機は電動トライアルバイク「TY-E 2.0」を開発した。「FUN×EV」を開発コンセプトに、モーターならではの力強い低速トルクや加速性能などの魅力を活かして“内燃機関を上回る楽しさ”を目指している。

「TY-E 2.0」では、2018年に発表した初代「TY-E」をベースに、新設計のコンポジットモノコックフレームを搭載した。また、性能を向上した電動モーターパワーユニットや前モデル比で約2.5倍の容量を持つ新開発の軽量バッテリーを採用している。


ヤマハが電動バイク「TY-E 2.0」を開発

モノコックフレームを採用

コンポジット(積層材)モノコックフレームを採用し、軽量化や剛性の最適化を目指した。また、パワーユニットやバッテリーのレイアウトを見直し、前モデルよりも低重心化を実現している。

新開発バッテリーを搭載

高出力密度の大容量バッテリーを新開発。前モデル比で約2.5倍の容量を達成しながら、重量は約20%増に抑えた。

ヤマハが電動バイク「TY-E 2.0」を開発

パワーユニットを熟成

前モデルをベースに、クラッチやフライホイールなどのメカニズムと、微妙なグリップの変化を読み取る電動モーター制御の組み合わせでトラクション性能を向上した。

ヤマハが電動バイク「TY-E 2.0」を開発

ヤマハは2022年国際モーターサイクリズム連盟トライアル世界選手権に、「TY-E 2.0」でのスポット参戦を計画している。