英国Urban Eyesがセキュリティベストを開発しました。ジョギング中のセクハラから身を守る、人間用ドラレコとも呼べる商品です。


同社によれば、英国では女性の60％がジョギング中に嫌がらせを受けた経験があるそう。また、25％は迷惑な性的アプローチを受けた経験があるそうです。11％は「後ろからついてこられた」こともあるそうで、中にはこれらを理由にジョギングを諦めてしまった人も。




Urban Eyesのセキュリティベストは、この現状を変える目的で開発された製品。フロントとリアにカメラが装着されていて、走行の間中周囲の状況を記録します。カメラは前後ともに120度の広角レンズを採用しているので、自分の周囲を死角なく撮影できます。


カメラ自体は59mmという大径サイズ。ここまで大きくする必要は技術的には無いのですが、このカメラには「撮影していますよ」と周囲にアピールする目的もあります。これにより、嫌がらせを事前に諦めさせます。


カメラは2.5K解像度で、撮影された動画はmicroSDカードに記録されます。カメラ内にはバッテリーが内蔵されており、フル充電で75分間の連続撮影が可能になっています。


ベストは一部に反射材を採用していて、被視認性をアップ。夜間のジョギング時に、交通事故に巻き込まれるリスクを低減します。


Urban Eyesは現在、セキュリティベストの製品化に向けてクラウドファンディングサイトKickstarterで出資者募集のキャンペーンを実施中。入手方法や入手に必要な金額について詳細はKickstarterサイト内のプロジェクトページ「The Urban Eyes Personal Security Vest」で確認してください。