ホンダ「CBR1000RR-R FIREBLADE」「CBR1000RR-R FIREBLADE SP」に2022年モデル ― “操る喜び”のさらなる深化を目指して

ホンダは大型スーパースポーツモデル「CBR1000RR-R FIREBLADE」「CBR1000RR-R FIREBLADE SP」の2022年モデルを3月10日に販売開始する。開発コンセプトである「Total Control for the Track ~サーキットで本領発揮するマシン」を継承しつつ、操る喜びのさらなる深化を図った。

ホンダ「CBR1000RR-R FIREBLADE」「CBR1000RR-R FIREBLADE SP」に2022年モデル ― “操る喜び”のさらなる深化を目指して

「CBR1000RR-R FIREBLADE」はCBRシリーズの最上位モデル。高出力で高いコントロール性能を有するパワーユニットと操縦性を追求した車体パッケージングを組み合わせ、スポーツライディングをサポートする電子制御技術を採用している。


「CBR1000RR-R FIREBLADE SP」は「CBR1000RR-R FIREBLADE」をベースに、オーリンズ製の電子制御サスペンションやブレンボ製のフロントブレーキキャリパーを装備して足まわりを専用化したモデル。リチウムイオンバッテリーの採用による軽量化や素早いシフトチェンジ操作を可能とするクイックシフターを標準装備するなど、よりスポーツライディングに特化した仕様としている。

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2022年モデルでの変更内容は次の通り。

パワーユニット

中速域における加速性能の向上を目的に、吸気ポート内径の一部を絞る形状に変更。吸気流速を上げて充填効率を高め、エンジン回転数11,000rpm付近の出力向上を図った。

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エキゾーストパイプの集合部形状と触媒構造を変更して排気抵抗を最適化。また、ドリブンスプロケットの丁数を前モデルの40丁から43丁に変更することで力強い後輪駆動力を得ている。

エアクリーナーの底面形状とインテークファンネルの形状を最適化。スロットル操作時の吸気の流れをスムーズにしてスロットル操作時の応答性を高めた。また、スロットルバイワイヤのリターンスプリング荷重を低減させている。

電子制御

電子制御機能を熟成。「Honda セレクタブル トルク コントロール(HSTC)」の制御では、介入時のスロットルの操作性を高めるために制御プログラムを変更した。

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「CBR1000RR-R FIREBLADE SP」に標準装備されているクイックシフターの制御では、変速操作時の燃料噴射停止時間を短縮させてエンジン回転数の変動を抑えることで、変速後のトルク回復をよりスムーズにし、変速ショックを低減させている。

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足まわり

「CBR1000RR-R FIREBLADE」に採用されたNISSIN製フロントブレーキキャリパーのピストン材質及び表面処理を変更。サーキット走行での、熱によるブレーキレバー操作の遊び量変化低減を図っている。

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カラーリング

「CBR1000RR-R FIREBLADE」のカラーリングは、トリコロールの「グランプリレッド」の1色設定。ホイールはブラックに塗装された。

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「CBR1000RR-R FIREBLADE SP」は、トリコロールの「グランプリレッド」と、ブラックを基調とした「マットパールモリオンブラック」2色設定。いずれもホイールはゴールドカラーとされている。

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メーカー希望小売価格は「CBR1000RR-R FIREBLADE」が242万円で、「CBR1000RR-R FIREBLADE SP」が278万3,000円。