ポータブルディスプレイなどを販売する香港InnLeadが「AVA 4K wirelessHD」を発表しました。“ワイヤレスディスプレイには遅延がつきもの”という常識を覆す、ゼロディレイのタッチパネルディスプレイです。


HDMIの無線版とも言われる「WirelessHD」テクノロジーを採用したのが特徴。遅延が無いのでノートPCと接続してセカンダリスクリーンとして利用できるのはもちろん、ゲームでの利用にも適しているのだとか。



使用するにはノートPCやゲーム機を、HDMIやUSB Type-Cケーブルを使って製品付属の「mm-Waveトランスミッター」に接続します。これだけで「AVA 4K wirelessHD」の画面上にノートPCやゲーム機の画面が表示されます。


その感覚はHDMIケーブル/USB Type-Cケーブルを使用した有線ディスプレイとの接続に近いそう。使用感もケーブル経由での接続に近く、遅延無しで使用できるそうです。


8,000mAhのバッテリーを内蔵しており、コンセントの無い場所でも利用できます。バッテリーは高速充電に対応しており、充電に必要な時間は約45分で、フル充電すれば最大約5時間の動画視聴が可能になっています。


デュアルスピーカーを内蔵していて、ゲームプレイ時にはサウンドも楽しめます。サイズは13.3インチ、15.6インチ、17.3インチの3種展開。厚さは15.6インチの場合で6mmで重さは1,000gとされています。


一般向けの発売は今年の6月頃になる予定。これに先駆けInnLeadは同社の公式サイトで予約を受け付けています。また、クラウドファンディングサイトKickstarterでも先行予約の受付を実施中。詳細についてはInnLeadのサイトまたはKickstarterサイト内のプロジェクトページ「AVA: 4K wirelessHD next-gen touch monitor 13.3'/15.6'/17.3'」で確認してください。


「AVA 4K wirelessHD」に死角があるとすれば、「mm-Waveトランスミッター」が必要という点でしょうか？例えばカフェで「AVA 4K wirelessHD」を使用する際には「mm-Waveトランスミッター」を取り出す必要が。周囲の人から「あれは何？？」という目で見られてしまうかもしれません。「AVA 4K wirelessHD」の普及には「mm-Waveトランスミッター」の小型化とデザインのスタイリッシュ化が必要かも？


InnLeadは今後、トランスミッターを改良するとしているので、それに期待しましょう。