英国Bromptonが「T Line」を発表しました。重さはわずか7.45kgの持ち運べる、ちゃんと走れる折り畳み自転車です。


BROMPTONとは、タイヤよりも少しだけ大きなサイズに折り畳める自転車。折り畳み/展開にかかる時間はわずか15秒という特徴を持っています。しかも折り畳み/展開作業はちょっと気持ち良いので、買ったばかりの時期には何度も折り畳み/展開を繰り返して楽しんでしまう人も。


高い走行性能もBROMPTONの特徴。ひとこぎで進める距離は6から8メートルと、一般的な変速機なしの26インチシティサイクル（いわゆるママチャリ）よりも長いのです。“折り畳み自転車は走らない”というイメージを持っている人は多いと思いますが、BROMPTONにはその常識はあてはまりません。

今回発表された「T Line」では、フレーム素材にチタンを採用。車両全体の重量では、スチールフレームの同等品と比べ37％も軽い7.45kgを実現しました。


クランクセットはカーボン製。わずか60gのディレーラーは、スムーズな変速をサイクリストに提供します。新たな変速比は都市部走行向けの設定で、平坦な道の多いアムステルダムにも、坂道だらけのサンフランシスコにもフィットするのだとか。


シートポストはカーボンファイバーをスチールで覆ったもの。カーボンファイバーは軽量で強固ですが、シートポストには向かない素材なのだそう。これを0.3mm厚のスチールで覆うことで摩擦に強く、110kgの荷重に耐え、全天候で利用できるシートポストになったそうです。


価格はシングルスピードの「T Line One」が3,750英ポンド（約58万,700円）から、4段変速機付きの「T Line Urban」が3,950英ポンド（61万6,000円）からとなっています。