米国ZEVAは1月9日に「ZERO」のテイクオフと着陸のテストに成功。1月14日にテスト飛行の模様をYouTubeで公開しました。


「ZERO」は空飛ぶ円盤型をした、滑走路無しで離着陸できる通勤用電動VTOL。渋滞した道路を眼下に見ながら空を飛び、自宅からオフィスまで移動できる一人乗りの飛行機です。



他社製VTOLとの違いは、ZEVAが「SkyDock」というドッキングステーションも開発している点にあります。これはビルの窓に取り付けることでヘリポートとして利用可能になるドック。使用することで、ビル屋上のヘリポートがヘリコプターやVTOLで一杯の時でも、オフィスの窓から直接離着陸が可能に。「ドア ツー ドア」ならぬ、「ウインドウ ツー ウインドウ」での通勤を実現します。


今回のテスト飛行は、米国連邦航空局（Federal Aviation Administration：FAA）による耐空証明取得に向けて実施されたもの。テストは4回にわたって行われ、合計で4分以上の飛行に成功しました。


今回のテスト飛行で検証されたのはテイクオフと着陸のみ。ZEVAは近日中に水平飛行のテストも開始するとしています。スペック上では「ZERO」は最高速度257km/hでの水平飛行が可能となっています。


「ZERO」のテスト飛行の模様は、次の動画で確認できます。