LEXUSが水素エンジンを搭載したオフロード車「ROV Concept」を東京オートサロンに出展 ― 発電するのではなく水素を燃焼させて走る

LEXUSは水素エンジンを搭載したオフロード車「ROV Concept」を東京オートサロンに出展する。環境に負荷を与えない動力源と高いオフロード性能、そしてLEXUSならではの上質なデザインを特徴としている。

LEXUSが水素エンジンを搭載したオフロード車「ROV Concept」を東京オートサロンに出展 ― 発電するのではなく水素を燃焼させて走る

主な特長

パワートレーン

CO2排出量削減と運転の愉しさを両立させるために、動力源として1.0Lの水素エンジンを採用した。燃料電池車(FCV)のように水素で発電して電気で走るのではなく、ガソリンエンジンのように水素を燃焼させた際に発生するエネルギーで走行する。


1.0Lの水素エンジンでは、圧縮された水素を高圧タンクに貯蔵し、水素をダイレクトインジェクターで正確に噴射。これにより、エンジン車ならではの鼓動を感じられる走りを可能にした。水素の高速燃焼による応答性の高いトルクも達成している。

LEXUSが水素エンジンを搭載したオフロード車「ROV Concept」を東京オートサロンに出展 ― 発電するのではなく水素を燃焼させて走る

また、エンジンオイルが燃焼する際に発生するCO2以外は、ほぼゼロエミッションでの走行を実現した。

デザイン

エクステリアでは、あらゆる自然環境に適したプロテクション・ケージや泥道を走るためのオフロードタイヤなどを採用した。

LEXUSが水素エンジンを搭載したオフロード車「ROV Concept」を東京オートサロンに出展 ― 発電するのではなく水素を燃焼させて走る

フロントフェイスでは、次世代LEXUSのデザインランゲージを追求したL字型フロントヘッドランプやフロントグリルなどを装備した。また石や泥のはね上げを防ぐフロントフェンダーを採用している。

LEXUSが水素エンジンを搭載したオフロード車「ROV Concept」を東京オートサロンに出展 ― 発電するのではなく水素を燃焼させて走る

リヤの水素燃料タンクにつながるサスペンションカバーは機能部品を保護するだけでなく、LEXUS SUVから受け継いだ耐久性を表現している。またフロントフェイス同様、リヤコンビネーションランプや新型NXから採用された「LEXUS」ロゴなど、次世代LEXUSのデザインランゲージも採用した。

LEXUSが水素エンジンを搭載したオフロード車「ROV Concept」を東京オートサロンに出展 ― 発電するのではなく水素を燃焼させて走る

ボディカラーには「Iron Oxide(アイアンオキサイド)」を採用した。

LEXUSが水素エンジンを搭載したオフロード車「ROV Concept」を東京オートサロンに出展 ― 発電するのではなく水素を燃焼させて走る

インテリアでは、ドライバーが運転に集中でき、必要とする情報を瞬時に読み取れるシンプルなメーターを採用。また、オフロード車でありながら、上質な革のステアリングホイールや洗練されたシフトノブ、耐久性のある丈夫な合成皮革シートを採用した。

LEXUSが水素エンジンを搭載したオフロード車「ROV Concept」を東京オートサロンに出展 ― 発電するのではなく水素を燃焼させて走る

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ROV Concept概要

主要諸元

・ ボディサイズ:全長3,120×全幅1,725×全高1,800mm
・ パワートレーン 1.0L 直列3気筒 DOHC4バルブ
・ 使用燃料 圧縮気体水素
・ トランスミッション シーケンシャルパドルシフト+リバース
・ 駆動方式 セレクタブル2WD&4WD with デフロック
・ 乗車定員 2名

LEXUSが水素エンジンを搭載したオフロード車「ROV Concept」を東京オートサロンに出展 ― 発電するのではなく水素を燃焼させて走る

「東京オートサロン2022」は2022年1月14日から16日まで、幕張メッセで開催される。