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キャンピングカー株式会社は、トヨタ自動車、星野リゾートアルツ磐梯と共同でコンセプトカー「かまくるま」を開発した。「かまくら」をテーマにした内装により、移動中も雪山で過ごしているような気分を味わえる。

かまくらがテーマのキャンピングカー「かまくるま」　トヨタx星野リゾートxキャンピングカーが共同開発

かまくらがテーマのキャンピングカー「かまくるま」
ロゴもかまくらがモチーフ

「かまくるま」とは、スキー場への旅が楽しくなるコンセプトカー。キャンピングカー株式会社と星野リゾートアルツ磐梯は昨シーズン、ゲレンデ直結のスペースにキャンピングカーで滞在する「キャンピングカー×ゲレンデ車中泊プラン」を販売したが、「かまくるま」はこのコンセプトをさらに一歩進める取り組みで、スキー場での滞在はもちろん、スキー場までの移動さえも楽しめるクルマを目指して開発されている。

参考画像：昨年販売された「キャンピングカー×ゲレンデ車中泊プラン」
イメージ画像

特徴のひとつは、雪の上にいるような寝心地のフルフラットソファ。体が沈み込みにくい高い反発力とソフトな寝心地を併せ持つ「エスカルゴマット」がこれを実現している。

内装を手掛けたのは日本デザインセンター。キャンピングカーの中にかまくらを再現することを目指し、雪の表現にこだわってデザインしたという。

キャンピングカー内にかまくらを再現することを目指した内装

開発にはトヨタ自動車も参加（協力：カシオ計算機）。トヨタ自動車の持つ「2.5Ｄプリント」の技術を活用して、立体感のある特徴的な内装に仕上げている。2.5Dプリントは、さまざまなデザイン、素材感、触感を型レスで繊細な凹凸で表現できる加飾技術。熱で膨張するシートに対して、シート表面に温度勾配を与えることで、凹凸高さを自在にコントロールすることが出来るという。

トヨタ自動車の特殊技術「2.5Dプリント」

こうして制作された「かまくるま」では、現実では動かない「かまくら」が自由に移動する面白さを表現したコンセプトカーとなった。「かまくるま」に乗って星野リゾートアルツ磐梯へ向かえば、移動から滞在まで雪山らしい雰囲気に包まれて過ごせる。

キャンピングカー株式会社は「かまくるま」の予約を近日中に開始するとしている。また、「かまくるま」のお披露目を、日本最大級のスキー、スノーボード用品販売イベント「冬スポ！！21」横浜会場で実施する。