LG DisplayはCES2022に出展する予定の「Virtual Ride」を発表した。湾曲したディスプレイの可能性を示すコンセプトプロダクト。

 LG Didplayが「Virtual Ride」をCES2022で発表

「Virtual Ride」は正面に2枚、上部に1枚の合計3枚の55インチOLEDディスプレイを備えたフィットネスバイク。この3枚のディスプレイが組み合わさり、巨大な一枚のディスプレイのように機能して利用者の眼前に風景を映し出す。利用者がフィットネスバイクのペダルを踏めば、そのスピードに合わせて風景も移動するというものだ。


そのような“バーチャルサイクリング”システムはすでに多くのベンダーから発売されているが、「Virtual Ride」のアドバンテージは巨大ディスプレイによる臨場感。リアルな色と鮮やかな画質により、自宅でトレーニングをしているのにも関わらず、森の中や欧州の村ストリートを走っているような、高い没入感を得られるという。

LG Displayはまた「Media Chair」も公開する。こちらは55インチのOLEDテレビと、快適なリクライニングチェアを組み合わせた“リラクゼーションデバイス”。ディスプレイは利用者にとって理想的な角度でカーブしていて、映画やドラマの世界にどっぷりと浸れるという。また、画面が震えて音を生み出すシステムにより、映像と音が一体となる視聴体験を得られる。

https://internetcom.jp/207699/boitier-for-peloton-bike

CES2022は2022年1月5日から8日まで、米国ラスベガスのラスベガスコンベンションセンターで開催される。