北海道モリタは移動式トイレ「トイレカー」を、災害リスク対策推進展北海道に出展する。キャンピングカーの様な外観で取り扱いもキャンピングカー並みに容易ながら、従来の仮設トイレが持つ問題点を解決する特装車。

移動式トイレ「トイレカー」、災害リスク対策推進展北海道に登場

従来の仮設トイレでは、大便器・小便器・手洗い場の3つの設備の設置・撤収等にコストと時間がかかっていた。また、水洗の水補給や汚物の処理方法などにも課題を抱えている。

移動式トイレ「トイレカー」であれば、自走式のため設置・撤収に手間がかからない。また、従来の仮設トイレではちょっとした距離を移動させなければならない場合には大勢の作業員が必要となるが、「トイレカー」ならドライバー1人で移動させることができる。なお、「トイレカー」は普通自動車免許で運転が可能だ。

また、従来の仮設トイレでは設置場所まで水を持ってくる必要があったが、「トイレカー」であれば水源まで自走して容易に補水できる。撤収時にも、し尿処理業者まで自走し、溜まった汚物をバキュームカーで吸って処理できる。

室内では家庭用トイレと同じ製品を採用。このため、誰でも抵抗なく利用できる。洗浄便座・便座ヒーター等の快適装備もオプションとして用意されている。また、ベビーベッド、ベビーキープを取り付けたユニバーサル仕様や、車椅子リフターを装備した仕様にも対応が可能だ。