オランダのファットバイクメーカーPhatfourが「Sidecar」を発表しました。子どもの送り迎えや週末の買い物を楽しくしてくれる自転車用サイドカーです。
犬だって楽しい!
クルマよりも自転車を優先する道路も存在するオランダならではの製品。自転車のハンドルバーからサイドカーのホイールまでの距離が150cm以内というオランダの交通法規に合わせて製造されています。
サイドカー自体は長さ91x幅41x高さ47cmと、積載量と運転のしやすさをバランスさせたサイズ。耐荷重は50kgなので40型程度のテレビも運べます。
自転車のリアに取り付けるトレーラーと比べたときの「Sidecar」のメリットは、子どもを乗せたときに様子を確認しやすいこと。子どもも、親の顔が見えるので安心感があります。
乗車時の安定感も「Sidecar」の魅力。Phatfourによる自転車はファットタイヤを装備しているのですが、「Sidecar」も同じく3.5インチのファットタイヤを装備しており、都市部の段差越えなどでも衝撃を受けずに済みます。
Phatfourによる自転車FLB+シリーズとFLS+シリーズに簡単に取り付け/取り外しできるデザイン。例えば朝一で子どもを保育園に連れていき、その後一度家に戻って「Sidecar」を取り外した後で会社に向かう、という使い方ができます。
価格は875ユーロ(約11万4,000円)。購入しても現時点では、日本の都市部で公道を走るのは無理そうです。でも、世界中の国々がCO2の排出量削減に取り組んでいる中、日本でも「自転車が最優先」なんていう、サイクリストにはとってもうれしい事態が発生するかも?そんなときに備えて購入し、こっそり家の倉庫にしまっておいてもよいかもしれません。