マセラティ「MC20」初披露

マセラティが「MC20」をカリフォルニア州モントレーで開催された「ペブルビーチ・コンクール・デレガンス」で初披露した。ミッドエンジン、2シーターのスーパースポーツカー。

マセラティ「MC20」初披露

ボディにはマセラティ初のカーボンファイバーモノコックを採用し、1,500kg以下の軽量化を実現した。搭載されたパワーユニットは最高出力630馬力、最大トルク730Nmを発生するV6エンジン「Nettuno(ネットゥーノ)」で、優れたパワーウェイトレシオ(2.33kg/ps)により0-100km/h加速2.88秒、最高速度325km/hを達成している。


マセラティ「MC20」初披露

このエンジンは、20年以上ぶりにマセラティが自社で生産するもの。標準生産車のパワーユニットとしては初めてF1由来のテクノロジーを採用している。

デザインではバタフライ・ドアが特徴。このドアは美しいだけでなく、キャビンへのアクセスを容易にする機能性の高いものともなっている。

マセラティ「MC20」初披露

現在、マセラティ製品は3つの工場で生産されており、「ギブリ」「クアトロポルテ」はグルグリアスコ(トリノ)にあるアヴォカート ジョバンニ アニエリ工場(AGAP)、「レヴァンテ」はトリノのミラフィオーリ工場でそれぞれ生産されている。「MC20」はモデナの歴史的なヴィアーレ チロメノッティ工場で生産されており、パワーユニットを含め100%メイドインモデナとなっている。