BMWは4シリーズのクーペをベースに、4ドアの機能性をプラスした「4シリーズ グラン クーペ」を7月16日に販売開始した。納車は9月以降となる予定。


フロント・デザインでは4シリーズ クーペ同様に、キドニー・グリルを縦型にデザインすることでスポーティでエレガントなキャラクターを際立た。またキドニー・グリルを大型化することで、存在感を高めている。



リア・デザインでは4シリーズ同様に、L字型リア・コンビネーション・ライトに立体的で有機的な曲線を与えた。ライト周りをブラックアウトすることで、個性的なリア・ビューを表現している。


サイド・デザインでは、ショート・オーバーハングや長いボンネット、AピラーからCピラーにかけての流れるようルーフ・ラインにより、クーペらしいプロポーションを維持しつつ、居住性を高めた。



パワーユニットには、最高出力184PS、最大トルク300Nmを発生する2.0L直列4気筒BMWツインパワー・ターボ・ガソリン・エンジンが採用されている。


ボディでは、サスペンション取り付け部やアンダー・フレームを強化。高剛性ボディを採用することで、ロール剛性の強化、きれのあるスポーティなハンドリングに加え、衝突時の安全性能も向上させ。また、アルミニウム材をボンネットだけではなく、エンジン・キャリアや、エンジン・キャリア接続部にも採用し、ボディ剛性の強化と軽量化を実現している。


大きな開口部を持つハッチバック化に伴う車体剛性低下を補うために、リア周りにはブレースを追加した。


メーカー希望小売価格はBMW 420i Gran Coupeが620万円で、BMW 420i Gran Coupe M Sportが660万円。