前から乗り降りできるEV「「Microlino」3番目のプロトタイプを公開

前から乗り降りできるクルマ「Microlino(マイクロリーノ)」の3番目のプロトタイプが公開されました。エクステリア・インテリアともに、量産バージョンに近い完成度に到達しているとしています。

前から乗り降りできるEV「「Microlino」3番目のプロトタイプを公開
「Microlino」3番目のプロトタイプ公開

最新プロトタイプのインテリアではデュアルディスプレイが搭載されました。1つはステアリングホイールの後ろに設置され、スピードメーターなどとして機能します。もう1つはセントラルバーに統合されたタッチディスプレイで、エアコンなどを操作可能になっています。「Microlino」の室内は狭いのですが、タッチディスプレイを採用したことで、わずかなスペースにより多くの機能を詰め込むことができたと、開発元は説明しています。


前から乗り降りできるEV「「Microlino」3番目のプロトタイプを公開
最新プロトタイプではデュアルディスプレイを採用
1つはスピードメーターとして機能

前から乗り降りできるEV「「Microlino」3番目のプロトタイプを公開
もう1つはエアコンなどを操作
表示と操作の機能を併せ持つタッチディスプレイで
わずかなスペースに多くの機能を

初期モデルのダッシュボード
参考画像:初期プロトタイプのダッシュボード
これはこれでレトロな雰囲気があって素敵ですね

エクステリアではフォールディングルーフが新デザインとされました。これは運転中でも片手で簡単に開け閉めでき、外の涼しい風を車内に導入可能となっています。フォールディングルーフはプレミアムバ―ジョンに標準で搭載されるほか、その他のモデルにもオプションで設定されます。

前から乗り降りできるEV「「Microlino」3番目のプロトタイプを公開
フォールディングルーフが新デザインに

エクステリアではもうひとつ、フロンドドアハンドルを排除してデザインをよりシンプルなものにする、という変更が加えられました。ヘッドライト下の小さなボタンをプッシュすることで、ドアをオープンできます。

前から乗り降りできるEV「「Microlino」3番目のプロトタイプを公開
フロンドドアハンドルを排除してよりシンプルなデザインに

初期モデルのドア
参考画像:ドアハンドルが取り付けられた初期モデル
これはこれでレトロな…(以下、同じ)

搭載されるモーターは最高出力15PSで最高速度は90km/h。バッテリーは2種用意されており、航続距離は120kmまたは200kmとなっています。

生産は予定通り進めば、今年9月に開始される見込み。日本発売は当初2021年とされていましたが、2022年以降にずれ込みそうです。