フォルクスワーゲンが「マルチバン」を発表 - プラグインハイブリッドシステムを初採用

フォルクスワーゲン商用車部門は新型「マルチバン」を公開しました。刷新されたデザイン、より柔軟なシートアレンジ、そして初採用されたプラグインハイブリッドシステムを特徴としています。

フォルクスワーゲンが「マルチバン」を発表 - プラグインハイブリッドシステムを初採用

「マルチバン」は最大で7人乗れるミニバン。子どもたちの学校への送り迎えから、休日のアドベンチャーまで、幅広く対応できます。商用車用ではなく乗用車用のMQBプラットフォームを採用しているので、快適な乗り心地が期待できます。


■ デザイン
エクステリアデザインは1985年の「T3」への敬意を表したもの。水平なデザインラインやフロントフェイス一杯に広がったグリルなどを採用し、当時の雰囲気を醸し出しています。一方、ホイールベースの延長やボディ全体での低重心化、そして空力特性の向上といった、現代のクルマに必要とされるアレンジも加えられています。

フォルクスワーゲンが「マルチバン」を発表 - プラグインハイブリッドシステムを初採用

■ シートアレンジ
インテリアでは、モジュラー式のシートや革新的なテーブルが装備されました。2列目シートは180度回転し、会議室スタイルのアレンジが可能になっています。

フォルクスワーゲンが「マルチバン」を発表 - プラグインハイブリッドシステムを初採用

マルチファンクションテーブルは新型「マルチバン」専用にデザインされたもの。2列目、3列目のどの列にも移動可能になっています。フロントシートに移動させれば、センターコンソールとしても機能。テーブルには3人用のカップホルダーや収納ボックスが付属しています。

フォルクスワーゲンが「マルチバン」を発表 - プラグインハイブリッドシステムを初採用

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■ パワートレイン
フォルクスワーゲン商用車部門によるモデルとしては初めてプラグインハイブリッド(Plug-In Hybrid:PHEV)モデルをラインナップしています。このシステムは150PSの1.4 TSIエンジンと85kWのモーターの組み合わせで、トータルで160kW/218PSを発生。通勤や子どもたちの送り迎えでは100%モーターのみでEVとして静かに走行し、休日の旅行ではガソリンエンジンも活用するという、都市部のドライバーの利用状況にフィットした運用を可能とします。

フォルクスワーゲンが「マルチバン」を発表 - プラグインハイブリッドシステムを初採用

パワートレインではその他、136PSを発生する1.5T TSI、204PSを発生する2.0 TSIも用意されています。さらに、150PSを発生するターボディーゼルも後に追加される予定となっています。