MINIハッチバックモデル一新 複雑さを削ぎ落してよりピュアなデザインに

MINIハッチバックの内外装が一新され、5月25日に販売開始された。3ドア、5ドア、コンバーチブルのいずれのモデルも、複雑さを削ぎ落してMINIの個性を際立たせたデザインとされている。

MINIハッチバックモデル一新 複雑さを削ぎ落してよりピュアなデザインに

■ エクステリア
丸型ヘッドライトはLED化された。これに伴いフロント・グリルが大型化し、MINIの伝統的な六角形のグリルを際立たせている。


MINIハッチバックモデル一新 複雑さを削ぎ落してよりピュアなデザインに

従来はフォグ・ランプが装備されていたフロント・バンパー下部には、新たにエア・カーテンが採用された。前方からの空気を効率よくエア・インテークへ送り込み、空力性能を向上させている。

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バンパー中央部分は従来のブラックからボディ同色に変更され、新しいフロント・デザインのアクセントとなった。ラジエーター・グリルを囲む六角形のフレーム部分はより太くなり、MINIの個性を引き立てている。サイド・スカットルやリア・バンパーの下部にも、新しいデザインが与えられた。

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■ ボディ・カラー
ボディ・カラーには、「ルーフトップ・グレー・メタリック」「アイランド・ブルー・メタリック」「ゼスティー・イエロー・ソリッド」(コンバーチブルのみ)の3色が新たに追加された。

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また、新コンセプトの「マルチ・トーン・ルーフ」が新たにラインアップされている。「マルチ・トーン・ルーフ」はグラデーション・デザインを用いたもので、車両前方には深みのある「ソール・ブルー」、中央部分に移動するにつれ明るい「パーリー・アクア」、さらに後方部分は濃い色「ジェット・ブラック」へと徐々に変化するルーフ・カラー・デザイン。各々の塗料が乾ききる前に塗り重ねていくウェット・オン・ウェット塗装が用いられており、その1台でしか存在しない塗装が楽しめる。

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■ インテリア
内装では、8.8インチ・ワイドカラーのセンター・ディスプレイ(全車標準装備)と、デジタル表示のマルチ・ディスプレイ・メーター・パネル(ONEを除く全車に標準装備)が採用された。表示方法は、落ち着きのある雰囲気の「ラウンジ・モード」や、ゴーカート・フィーリングを視覚的に演出する「スポーツ・モード」に変更が可能だ。

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レザー・ステアリング・ホイールを全車標準装備。また、インテリア・サーフェスが中央のエア・コンディショナー吹き出し口を取り込んだ一体型のデザインに刷新されている。

■ John Cooper Works
「John Cooper Works」は、高性能エンジンを搭載したサーキット志向のモデル。新型では外装を一新し、スポーティな個性を強調するデザインとした。ラジエーター・グリルを囲む六角形のフレーム部分が大きくなり、バンパー下部のエア・インテーク部分まで取り囲む形状としている。

サイド・スカットルには、ターン・インディケーターの上部分に「John Cooper Works」を象徴するレッドのアクセント・カラーを追加。また、「John Cooper Woks」のロゴが施された。リア下部のバンパー部分は従来の六角形のメッシュ形状を減らし、凹凸のないフラットなパーツと組み合わせることで、アグレッシブなデザインとしている。

■ 運転支援システム
アクティブ・クルーズ・コントロールには、MINI 3ドア/5ドア/コンバーチブルとして初めてストップ&ゴー機能が装備された。MINIブランドとして初搭載のレーン・ディパーチャー・ウォーニングや、前車接近警告機能、衝突回避・被害軽減ブレーキを標準装備(ONE除く)している。

新型MINIのメーカー希望小売価格は次の通り。

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