キャディラック初のコンパクトSUV「キャデラック XT4」発売

キャデラック初のコンパクトSUV「キャデラック XT4」が発売された。ロングホイールベースを活かし、リアシートの広いレッグルームと広いラゲージスペースを両立させている。

キャディラック初のコンパクトSUV「キャデラック XT4」発売

エクステリアは、ボディの四隅にホイールを配置した逞しいプロポーション。フロントグリルから伸びるシャープなヘッドライトが、「XT4」がキャデラックファミリーの一員であることを主張している。


キャディラック初のコンパクトSUV「キャデラック XT4」発売

エクステリアデザインはまた、空気抵抗を低減して静粛性向上に貢献している。フロントグリルには、必要のない場合には閉じて空力特性を改善する「アクティブグリルシャッター」が装備された。リア下部のフェイシアはフロアパネル下の気流をスムーズに吸い出すディフューザーのような形状に整えられている。

キャディラック初のコンパクトSUV「キャデラック XT4」発売

インテリアではキャデラックによるユーザーインターフェース「キャデラックユーザーエクスペリエンス:CUE」を採用。各種機能を8インチタッチディスプレイやステアリングホイール上のスイッチ、ロータリーコントローラーで操作可能だ。

キャディラック初のコンパクトSUV「キャデラック XT4」発売

キャディラック初のコンパクトSUV「キャデラック XT4」発売

フロント&リアのシートにはヒーターが装備された。さらにフロントシートにはベンチレーションシステムとマッサージ機能も採用されている。また、最上位モデル「プラチナム」のルーフには広い開口部を持つウルトラビューパノラミックサンルーフを採用している。

キャディラック初のコンパクトSUV「キャデラック XT4」発売

パッケージではロングホイールベースを活かし、広い室内空間とラゲージスペースを両立させた。ラゲージスペースの容量は通常時で637L、リアシートバックレストを倒せば最大1,385Lまで容量を拡大可能だ。一方、リアシートでは、クラストップのレッグルームを確保している。

キャディラック初のコンパクトSUV「キャデラック XT4」発売

キャディラック初のコンパクトSUV「キャデラック XT4」発売

ドライブトレインは、最高出力230PS、最大トルク350Nmを発生する2L 直列4気筒DOHCエンジンと、9速オートマチックトランスミッションの組み合わせ。エンジンでは低回転時のターボラグを抑え、NAエンジンに匹敵するスロットルレスポンスを提供するツイン・スクロール・ターボシステムを採用している。また、低負荷時に2気筒を休止させ、燃費効率とパフォーマンスを最大化する「気筒休止システム」を採用した。

キャディラック初のコンパクトSUV「キャデラック XT4」発売

インテリジェントなツインクラッチAWDシステムを採用。前後アクスル間の駆動力を適切に配分するだけでなく、リアアクスルの各ドライブシャフトに備わるクラッチで左右後輪間の駆動トルクも制御するトルクベクタリング機能を持ち、滑りやすい路面からドライの舗装路まで様々な路面状況で安定したコーナリングを実現する。

キャディラック初のコンパクトSUV「キャデラック XT4」発売

トランスミッション直後にはディスコネクトクラッチを配置。プロペラシャフトから後方の駆動系全体を切り離し前輪駆動として走行することで、燃費を向上させるシステムも備えられた。

ラインアップは「プレミアム」「スポーツ」「プラチナム」の3モデル。価格は「プレミアム」が570万円、「スポーツ」が640万円、「プラチナム」が670万円。