日産は「ノート」をフルモデルチェンジし12月23日に発売する。


3代目となる新型「ノート」の開発コンセプトは「コンパクトカーの常識を超える運転の快適さと楽しさが詰まった先進コンパクトカー」。これを実現するため、プラットフォームを新設計した。またパワーアップした第2世代の「e-POWER」を搭載している。


■ 第2世代「e-POWER」
「e-POWER」では、モーターとインバーターを刷新した。モーターでは先代「ノート」に比べトルクを10%、出力を6%向上させ、パワフルで気持ちの良い発進と、中高速からの追い越しでの力強い加速感を実現している。インバーターは第1世代よりも40％小型化、30％軽量化し、燃費向上も実現した。


第2世代「e-POWER」は1クラス上の静粛性実現にも貢献している。加えて、路面状態からロードノイズが大きいと判断した場合には積極的に発電を行う制御システムにより、さらに静粛性を高めた。

■ エクステリア
フロントフェイスではフロントグリルと一体化した薄型のヘッドランプやそこにつながる新型のVモーションクローム、フロントからリアまで一本の線でつながるキャラクターラインで、コンパクトカーの常識を超えたエクステリアデザインを実現した。


フロントグリルには、日本の伝統工芸である組子からインスパイアされたパターンを採用し、「日本の風景に溶け込むデザイン」としている。ヘッドランプには4連LEDプロジェクターを採用した。

オプション設定の16インチのアルミホイールには日本の刀からインスパイアされたシャープで洗練されたデザインを施し、「e-POWER」の走りのパフォーマンスを想起させるデザインとした。


リアでは水平に広がる横一文字のシェイプをもつ特徴的なシグネチャーのリアコンビランプを採用している。


■ インテリア
インテリアでは外に向かって広がるようなインストルメントパネルに、センターディスプレイと一体化したメーターを装備。電動化に相応しい先進感を持つものとした。


シフトレバーがのるブリッジ型のセンターコンソールには、大型の収納スペースやロングリーチのアームレストを装備したことで、先進性と快適性を両立させている。


後席にはリクライニング機能を備え、ニールーム、ヘッドルームともに、クラストップのゆったりとしたスペースを確保した。


■ 先進安全技術
「プロパイロット（ナビリンク機能付）」を初搭載。高速道路での同一車線走行時の運転操作をサポートするプロパイロットにナビゲーションシステムとの連携機能を加えることで、制限速度の変化に伴う設定速度の切り替えやカーブの大きさに応じた減速をシステムが支援し、ドライバーの操作頻度を軽減する。


希望小売価格は次の通り。