「NE-1」はフルフェイスのマスク。米国テキサス州オースティンに本拠をおくValhallaMEDが開発しました。

元潜水艦乗りの作ったフルフェイスなマスク「NE-1」 - ウイルスカットはもちろん マイク&スピーカー機能も

同社創業者であるChris Ehlingerさんは元潜水艦乗り。Chris Ehlingerさんは水深数百フィートの世界の方が、いまの地上の世界よりもノーマルな生活ができるという状況に耐えられず、「NE-1」の開発を思い立ったそうです。


そんな思いで開発された「NE-1」は、被ってしまえばコロナウイルス流行前とあまり変わらずに生活できるマスク。口元や目だけでなく、頭部全体をすっぽりと保護してくれるので、ソーシャルディスタンスを忘れることができます。口元に直接接触しないので、一般的なマスクよりも自然に長時間着用できるのだとか。

元潜水艦乗りの作ったフルフェイスなマスク「NE-1」 - ウイルスカットはもちろん マイク&スピーカー機能も

マスクにはフィルターを装備。外から入ってくる空気を清浄化してマスク内に取り込み、利用者の呼気をフィルターを通して外部に排出します。これにより、着用者も周囲の人もウイルス感染から守ります。

元潜水艦乗りの作ったフルフェイスなマスク「NE-1」 - ウイルスカットはもちろん マイク&スピーカー機能も

吸排気にはファンを使用。常に外部から新鮮な空気が入ってくるので、熱がこもることもないのだとか。

「NE-1」の最大の特徴は内部と外部にマイク&スピーカーが装備されていること。マスクをすると声がくぐもってしまい、周囲の人とコミュニケーションが滞ってしまうことも。その点、「NE-1」を使えばマイク&スピーカーの力でクリアなコミュニケーションが可能となります。

ValhallaMEDは「NE-1」の市販化に向け、9月にKickstarterとIndiegogoで出資者募集のキャンペーンをスタートさせます。出荷時期や入手に必要な金額はプロジェクト開始時にアナウンスされる予定となっています。

「NE-1」は元潜水艦乗りが作ったというだけあって、機能性には期待が持てます。でもちょっと心配なのは、本当にコロナ以前と同じ生活ができるのか?という点。何しろ形状は完全にバイク用フルフェイスヘルメットなので、例えば被ったままコンビニに入店できるのか、には疑問符も付きます。