1980年代のラジカセを再現したBluetoothスピーカー「RepliTronics」

「RepliTronics」シリーズは1980年代のラジカセを模したBluetoothスピーカー。「M90 MINI」と「M90 Micro」の2種のラインナップで、ラジカセ黄金時代のファンを喜ばせてくれます。

1980年代のラジカセを再現したBluetoothスピーカー「RepliTronics」
980年代のラジカセを模したBluetoothスピーカー「RepliTronics」シリーズ

人気絶頂期のラジカセにはデザインや機能、そしてギミックに至るまで、わくわくさせるあれこれが詰まっていました。当時販売されていたラジカセはいまも修復されて専門店などで取り扱われていますが、程度の良いものは価格が高く、手を出しやすいものはどこかしらに問題を抱えていて、マニアのためのものとなってしまっています。


「RepliTronics」は、外部のデザインは当時を継承しつつも内部は最新技術で置き換え、さらにサイズを小さく作り替えたポータブルデバイス。新品のラジカセデザインをそれなりの価格で入手可能としてくれます。単なる飾りではなく、実用性もあるのも大きなメリットです。

1980年代のラジカセを再現したBluetoothスピーカー「RepliTronics」
1980年代の外観と、2020年の技術がこの中に

「M90 MINI」はラジカセデザインの象徴的な外観や機能を、幅24.8x高さ13.3x奥行6.4cmの小さなボディに詰め込んだデバイス。安っぽいレプリカとなってしまわないように、筐体素材にはステンレスやアルミが採用されました。

1980年代のラジカセを再現したBluetoothスピーカー「RepliTronics」
所有感を大事にしてデザインされているのだとか

カセットドアはゆっくりと開くエアダンプを再現。ハンドルもゆっくりと倒れる仕様とされています。スピーカーは2.5インチ/MAX 16W。パワフルなサウンドを、屋外に持ち出して楽しめます。

もちろん、このサイズなのでカセットテープを再生することはできません。でも、SpotfyやAmazon Musicで1980年代のプレイリストを作成してこのスピーカーから流せば当時の気分が蘇るはず。ボリュームや高音・低音・左右のをダイヤルを回して調整できるので、好みの曲を好みのサウンドで聞けます。

1980年代のラジカセを再現したBluetoothスピーカー「RepliTronics」
AM/FMラジオも聞けます
…当時の番組は聞けませんが

入力はBluetoothのほか3.5mmオーディオも利用できます。USBメモリー内の音楽データも再生できます。

1980年代のラジカセを再現したBluetoothスピーカー「RepliTronics」
ロッドアンテナは伸び縮みします

もうひとつの「M90 MICRO」は、幅11.1x高さ5.7x奥行3.2cmのトイスピーカー。Bluetoothスピーカーとして機能しますが、どちらかというと懐かしのデザインをデスクにおいて楽しむためのものかもしれません。

1980年代のラジカセを再現したBluetoothスピーカー「RepliTronics」
完成度が気になりますね

開発したのは米国ロサンゼルスに本拠を置くNew Wave Toys。同社は現在、「RepliTronics」のキャンペーンを兼ねた出資者募集プロジェクトをクラウドファンディングサイトKickstarterで展開しています。本稿執筆時点では103ドルの出資と38ドルの送料で「M90 MINI」を1台、20ドルの出資と18ドルの送料で「M90 MICRO」を1台入手可能となっています。出荷は2020年12月に予定されています。

クラウドファンディングに登場した製品では、出荷が予定よりも遅れてしまうこともしばしば。でももし2020年12月の出荷が実現すれば、40歳以上の男性向けにぴったりのクリスマスプレゼントになりそうです。

1980年代のラジカセを再現したBluetoothスピーカー「RepliTronics」