住友ゴム 「ゴム手袋」

新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、罹患者の治療にあたる医療現場で必要な医療物資の不足が続くなか、住友ゴム工業では新たにニトリルゴム手袋を9万7,500双を日本政府に寄付した。医療従事者が感染などから身を守るため、医療用として利用可能な製品となる。

ニトリルゴム手袋は、強度、耐油性、耐薬品性に優れ、医療現場でも多く使われている万能タイプの手袋。


住友ゴム工業は「DUNLOP(ダンロップ)」「FALKEN(ファルケン)」など自動車用タイヤのブランドを持つことで知られるが、ゴム手袋の製造も幅広く手掛け、家庭用、業務用、園芸用など種類も多様。天然ゴムやポリエチレン、ビニール、ポリエチレンなどに加えニトリルゴム製のものも生産している。
 
すでに医療用マスクや消毒用エタノール、フェイスシールドなど、不足する医療物資の寄付や代替品の供給に向けた取り組みが盛んになっているが、医療従事者の手指を直接保護する手袋についても同様の動きが進んでいる。