「Mirabook」は、スマートフォンをノートPCにするシェル。ノートPCよりもスペックが高いことさえあるスマートフォンのCPUやメモリー/ストレージを有効活用する製品です。

【スマホでテレワーク】スマホをノートPCにする「Mirabook」
スマートフォンをノートPCにするシェル「Mirabook」

前述のとおり、いまどきのスマートフォンはハイスペック。でも、ビジネスツールとして使うとなると、スクリーンが小さく物理的なキーボードが無いため、例えばOffice文書の編集には向いていません。


「Mirabook」はスマートフォンに対して13.3インチのスクリーンやタッチパッド付きキーボードを追加し、ビジネスツールに変えてくれます。

【スマホでテレワーク】スマホをノートPCにする「Mirabook」
大画面に表示されたスプレッドシートを、タッチパッド付きキーボードで編集

利用するには「Mirabook」からのびるUSB Type-Cケーブルを手持ちのスマートフォンに挿すだけ。対応しているスマートフォンであればこれだけでスクリーンにデスクトップが表示され、タッチパッドやキーボードを使った操作が可能となります。

【スマホでテレワーク】スマホをノートPCにする「Mirabook」
USB Type-Cケーブルを挿すだけ

「Mirabook」は仕事だけではなく、遊びにも使えます。NetflixやAmazonプライムビデオなどのストリーミングサービスを大きな画面で視聴可能となります。その他、Nintendo Switchを接続してゲームを楽しむこともできるのだとか。

【スマホでテレワーク】スマホをノートPCにする「Mirabook」
各種ストリーミングサービスを視聴したり

【スマホでテレワーク】スマホをノートPCにする「Mirabook」
Nintendo Switchを接続してゲームを楽しめます

「Mirabook」が発表されたのは2017年でしたが、現在は当時よりも「Mirabook」の価値は高まっているといえるでしょう。その理由のひとつが5Gサービスのスタート。例えば顧客から大容量のファイルが送信されてきた、なんてときでも5G対応スマートフォン+「Mirabook」の組み合わせなら対応できます。Wi-Fi環境が無ければ使えないノートPCよりも「Mirabook」の方が便利!なんてこともあるかもしれません。

【スマホでテレワーク】スマホをノートPCにする「Mirabook」
Wi-Fiが無くても電話回線で仕事を進められます

「Mirabook」に死角があるとすれば対応しているスマートフォンが少ないことでしょう。「Mirabook」の良さをフルに引き出すのであれば、PCモードとも呼ばれる「DeX」に対応したSamsungのGalaxyや、 「EMUIデスクトップ」に対応したHuaweiのスマートフォンを利用する必要があります。その他モデルでも接続可能なものはあるのですが、その場合はスマートフォンの画面に表示されているものがそのまま「Mirabook」の画面に大きく表示されるだけで、PCライクなインターフェイスとはなりません。iPhone利用者がまだまだ多い日本では、ちょっと厳しいかもしれません。

スペックに触れておくと、サイズは320×220×15mmで重さは1kg。ポートとしてはUSB Type-Cx1、USB Type Ax2、HDMIx1、MicroSDカードスロットが装備されています。バッテリーは4,500mAh容量で、フル充電で最大約10時間の利用が可能となっています。

【スマホでテレワーク】スマホをノートPCにする「Mirabook」
ちょっと重めの13.3インチノートPC といったサイズです

「Mirabook」の日本代理店HTLでは、Makuakeで「Mirabook」を先行販売中。入手方法や入手に必要な金額、配送時期などについて詳細はMakuake Webサイト内のプロジェクトページ「スマホと接続するだけで完全なデスクトップ体験を提供する新デバイスMirabook」を参照してください。

【スマホでテレワーク】スマホをノートPCにする「Mirabook」
海外通販が苦手な人にはうれしいお知らせですね

また、HTLはリーディングエッジと協働で、「Mirabook」を活用したテレワーク推進ツール「Mirabookテレワークkit」を企業向けに販売しています。

【スマホでテレワーク】スマホをノートPCにする「Mirabook」
スマホでテレワーク!

これは「Mirabook」に対して、オフィス内のWindows PCとのアクセスを可能にするリモートデスクトップツールや、セキュリティ強化機能などを追加したパッケージ。テレワークをどうやって始めたら良いかわからない企業やその社員に対し、使い慣れたスマートフォンと使い慣れたオフィスのWindows PC、そして「Mirabook」の組み合わせですぐに開始できるようにサポートしてくれます。