アイリスオーヤマがマスクを2億3千万枚/月供給へ - 国内工場の生産能力を増強

アイリスオーヤマが、国内でのマスク生産能力を1億5,000万枚/月に増強すると発表しました。中国2拠点での生産と合わせ、2億3,000万枚/月のマスクを日本国内に供給できるとしています。

アイリスオーヤマは以前から中国の大連工場と蘇州工場の2拠点でマスクを生産し、8,000万枚/月を日本国内に供給していました。今年3月31日にはこれに加え、宮城県角田工場に新たにマスクの生産拠点を設けて6,000万枚/月のマスクを生産すると発表。合計1億4,000万枚/月を供給できる体制を取るとしていました。


アイリスオーヤマがマスクを2億3千万枚/月供給へ - 国内工場の生産能力を増強
アイリスオーヤマ大連工場

今回の発表では、政府の要請を受けて政府の「国内投資促進事業費補助金」を活用し、日本国内の設備投資をさらに拡大。1億5,000万枚/月の生産体制を新たに構築します。

また、マスクの重要資材である不織布の中国での価格高騰による影響も考慮し、同工場内に資材製造設備も新たに導入。内製化率を高めて、中国一国に依存する供給体制を見直すとしています。

■ 角田工場 マスク生産概要
所在地:宮城県角田市小坂上小坂1番
投資総額:約30億円
生産能力:1億5,000万枚/月
生産アイテム:不織布マスク、マスク用不織布
稼働開始:2020年7月
新規雇用人数:100名

■ 日本国内へのマスク供給体制
供給枚数:2億3,000万枚/月
日本(角田工場):1億5,000万枚/月
中国(大連工場、蘇州工場):8,000万枚/月