疫病退散にご利益があると言われる「アマビエさま」をモチーフとしたハンコ「アマビエさま印鑑」が城山博文堂から4月15日に販売開始された。


「アマビエさま」とは、江戸時代末期に出現したといわれる半人半魚の妖怪。海中から現れて、豊作や疫病などを予言したと伝えられている。


2020年4月9日には厚生労働省が公式Twitterに「アマビエさま」をモチーフとした啓発アイコンを掲載。「知らないうちに、拡めちゃうから。STOP！感染拡大」というキャッチフレーズとともに、ウイルスの感染拡大防止を訴えた。


今回発売された「アマビエさま印鑑」は、もとは新型コロナ禍にある人々を勇気づける目的でワンオフで制作され、SNS上で公開されたもの。だが購入希望者が多く、その声に応えて製品化に踏み切ったという。


ハンコの印面には「アマビエさま」と一緒に名前など希望の文字を彫り込める。認印のほか、新型コロナウイルス感染症の退散を祈念したプレゼントとして利用されることも想定しているという。


なお城山博文堂は、このような商品で商売をすることには抵抗を感じており、売り上げのうち、材料費・送料など諸経費をさし引いた利益全額を新型コロナウイルス感染症拡大防止に向けた活動に寄付するとしている。

価格は浸透印タイプが1,990円からで、印鑑タイプが3,120円から。詳細は城山博文堂の公式販売サイト「おもしろMY印鑑」を参照されたい。