ウェザーニューズが「第五回花粉飛散傾向」を発表。花粉の飛散は来週いっぱいでピークを越え、4月末までにはほとんどのエリアで終了する見通しとしている。

■現在の飛散状況
西日本や東海、関東はスギ花粉の飛散がほぼ終了し、ヒノキ花粉が飛散している。九州から関東ではヒノキ花粉のピークが終盤に。北陸や長野県ではスギ花粉に代わってヒノキ花粉が飛び始めており、東北ではスギ花粉の飛散ピークとなっている。


ウェザーニューズが「第五回花粉飛散傾向」を発表

なお、北陸や東北で春に飛散するのは主にスギ花粉で、ヒノキ花粉は元々少ない傾向にある。一方、北海道ではまだシラカバ花粉の飛散は始まっていない。

■今後の飛散予想
今後、九州から東北における花粉の飛散量は徐々に減少し、平年より早く、来週いっぱいでピークを越える見込み。その後、4月末までにはほとんどのエリアで花粉の飛散が終息する見通し。

ウェザーニューズが「第五回花粉飛散傾向」を発表

これから花粉シーズンを迎える北海道では、4月下旬に道南や道央の一部でシラカバ花粉が飛び始める。GW中に飛散のピークを迎え、昨年より多く飛散する予想。

ウェザーニューズが「第五回花粉飛散傾向」を発表

■飛散量
ウェザーニューズによる花粉観測によれば、3月末までの全国の花粉飛散量は、昨年の4割程度に留まっていたという。東北北部では昨年並~多い結果となったものの、九州~東北南部では昨年よりやや少ない~少ない結果に。特に東海以西では、昨年の半分以下の飛散量となったところが多かったとしている。

ウェザーニューズが「第五回花粉飛散傾向」を発表

花粉症の症状のつらさについては、今年は昨年よりも症状が軽い傾向だった人が多かったという。飛散量が昨年よりも少なかったため、症状も軽い傾向になったと考えられると、ウェザーニューズは分析している。

ウェザーニューズが「第五回花粉飛散傾向」を発表

毎日の花粉予報や花粉観測データについてはウェザーニュース公式Webサイト内の「花粉Ch.」を参照されたい。