「Rotary」はダイヤル付きの携帯電話。DebianユーザーのJustine Hauptさんが製作しました。

ダイヤル付き携帯電話「Rotary(ロータリー)」 ― 製作キット販売中
ダイヤル付き携帯電話「Rotary」
満を持して2020年に登場!
(C)Skysedge

大画面タッチスクリーンのかわりに、大きめサイズのダイヤルを装備したデバイス。スマートフォンが一気に浸透した理由の1つに、タッチスクリーン操作の気持ちよさがあるという説がありますが、「Rotary」にはダイヤルを回す気持ちよさがあります。


ダイヤル付き携帯電話「Rotary(ロータリー)」 ― 製作キット販売中
なぜ今までなかったんだろう??
(C)Skysedge

そう、ボタンやダイヤルを触るのって楽しいですよね?子どもがエレベーターのボタンを全フロア分押してお母さんに怒られているのを見るたびにそう思います。

話がそれてしまいましたが、「Rotary」は物理的なボタンも数多く装備。そもそも電源のオン/オフはスライドスイッチ。ボタンを長押ししながら“もう、いいかな?”などと悩む必要はありません。

ダイヤル付き携帯電話「Rotary(ロータリー)」 ― 製作キット販売中
カチッとな
(C)Skysedge

リダイヤルボタンも装備。頻繁に連絡する相手には、ワンプッシュで連絡できます。もちろん、あえてダイヤルを回すという選択もありです。

背面には電子ペーパーのディスプレイを採用。着信があった場合などには、ここに相手先の電話番号が表示されます。

ダイヤル付き携帯電話「Rotary(ロータリー)」 ― 製作キット販売中
電子ペーパー採用で、待ち受け時間が大きく伸びたそうです
(C)Skysedge

Justine Hauptさんは「Rotary」を製作するためのキットを販売中。製作者はダイヤルを含む多くのパーツを自分の手で探す必要があり、さらにはんだ付けも必要とされますが、このキットを購入し、GitHubでファームを入手すれば、自分好みの「Rotary」を制作できます。

ダイヤル付き携帯電話「Rotary(ロータリー)」 ― 製作キット販売中
日本では利用できないようです…。
(C)Skysedge

「Rotary」は3G回線のみに対応。でもJustine Hauptさんは現在、4G回線に対応し、より大きな電子ペーパーディスプレイを搭載した「Rotary 2」を制作中。完成後には現在よりも簡単に制作可能なキットの販売も予定しています。完成予定は2020年の6月となっています。