パイオニアのブルーレイライター「BDR-X12J-UHD」

パイオニアはBD-R16倍速記録に対応した、Windows/Mac用外付けブルーレイ/DVD/CDライター2モデルを1月中旬に発売する。光学ドライブを搭載しない小型PCなどとの併用に向けた製品。AndroidスマートフォンへのCDの直接取り込み、再生にも対応している。

「Ultra HD Blu-ray」の再生に対応するなど高機能の上位モデル「BDR-X12J-UHD」と、下位モデル「BDR-X12JBK」がある。いずれもオープン価格だが店頭実勢はそれぞれ3万円前後(税込)と2万円前後となる見通し。


BD-Rディスク(1層25GB)への高精度な16倍速記録に対応し、BDディスク(1層25GB/2層50GB)のほか、すべてのBDXLディスク(BD-R XL3層100GB/4層128GB、BD-RE XL3層100GB)への記録と再生が可能。

上位モデルのBDR-X12J-UHDは、表面の傷や汚れでオーディオCDのデータが読み取れない場合に独自のアルゴリズムで再度読み取りを行う「PureRead 4+」機能や、ディスク表面の汚れや傷によるエラーデータ保管の発生頻度をリアルタイムで抑え、CD本来の音質で再生する「RealTime PureRead」も搭載する。下位モデルBDR-X12JBKも傷や汚れに応じて再読み込みする「PureRead 3+」を搭載する。

なおキズ・指紋・汚れの付いたブルーレイ/DVDや、書き込み品質の低いブルーレイ/DVDでも再生できる「PowerRead」機能も備える。

両製品とも対応アプリケーション「Wireless Hi-Res Player~Stellanova~」をダウンロードしたAndroidスマートフォンをUSBケーブルで接続すれば、PCを介さず直接、CDの楽曲を取り込み、再生できる。

このほか横置き用インシュレーター4個と縦置き用インシュレーター8個を同梱しており、横置きや両側面での縦置き設置が可能。

さらにデータの長期保存が可能なアーカイブ用の光学メディア「M-DISC」の記録・再生に対応する。またドライブのさまざまな設定を行う「パイオニアBDドライブユーティリティ」と組み合わせて利用できる。これに加え省電力モード(PEAK POWER REDUCER)を搭載し、動作ピーク時の電力消費量を抑えることで、電力供給 低下時にも安定動作を維持する。

ディスク回転がより安定し、記録精度がさらに向上する高速回転対応クランパーを採用。回転風によりディスク振動を抑え、書き込み精度を向上させた「ディスク共振スタビライザー」を採用する。PC電源と連動するAUTO電源と「インテリジェントエコモード」で省電力性を高めている。