1Gbps通信ができるミラーレス一眼「α9 II」

高速撮影性能と高度AF性能を備え、スポーツや報道撮影に向く「α9 II」をソニーが11月1日に発売する。

従来機「α9」の無音、無振動の電子シャッターによる毎秒20コマのブラックアウトフリー連続撮影などの性能を備えつつリモート撮影やデータ納品時の高速データ転送を実現した。


最大1Gbpsの転送速度を実現する1000BASE-T規格対応のLAN端子を内蔵。デスクトップアプリケーション「Remote Camera Tool」を用いたPCリモート(テザー)撮影時に、レリーズタイムラグ、ライブビュー画面遅延などを抑えられる。

FTPS(File Transfer Protocol over SSL/TLS)規格に対応し、SSLまたはTLSで暗号化したデータ転送ができる。IEEE 802.11ac準拠のWi-F機能もあり、2.4GHzと5GHz帯域で無線通信ができる。

新たに音声メモ機能を搭載し、撮影現場の状況を音声データとして画像につけておける。「Imaging Edge」のモバイルアプリケーション「Transfer & Tagging add-on」を使ってモバイル機器に画像と音声データを転送し、音声を自動でテキスト化してIPTCメタ情報として画像に埋め込めみ、指定したサーバーへ自動FTPアップロードできる。

撮影から納品までのスピードが求められるスポーツや報道系のプロフォトグラファーのワークフローの効率化を実現する。オープン価格だが店頭実勢はカメラ単体で55万円前後(税別)。