壁や柱などに本体を取り付け、重りを吊り下げて使用する製品。重力で重りが下がるときに発電機が回転し、LEDライトを点灯させます。このため、電源がなくても、バッテリーがなくても周囲を照らすことができます。
使用するには「GL02」を、2メートル程度の場所に設置します。続いて12キロ程度の重りを用意し、「GL02」に吊り下げます。この重りをオレンジのコードを下に引いて上まで持ち上げれば準備は完了。あとは重りが下まで降りてくるまでの間、ライトが点灯するという仕組みです。
「GL02」に吊り下げます
ライトが点灯します
バッグは1秒に約1ミリ落下し、落ちきるまでの約20分間、ライトを点灯させます。
「GL02」の良いところは、単体で利用できる点でしょう。例えばソーラーライトは昼間に光があたる場所でバッテリーを充電する必要がありますが、「GL02」であれば日の差し込まない倉庫の中などでも利用できます。
デメリットは、あまり明るくないこと。何か作業をするのは厳しい照度といえます。
もうひとつのデメリットをあげるとしたら、設置位置の高さが2メートル以上必要となる点。低い場所に取り付けても使えなくはないのですが、重りがすぐに地面に下り切ってしまい、点灯時間が短くなってしまいます。
と、このようにいろいろと不満もある「GL02」ではありますが、災害時にはそれなりに便利そう。停電すると室内が真っ暗になるトイレなどに設置しておくと、それだけで安心かもしれません。体験した方ならわかってもらえると思うのですが、真っ暗ななかで用を足すのは、なかなかに恐怖だからです。
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