「SONIC WALK(ソニックウォーク)」シリーズは、“着るスピーカー”を謳う商品。自転車で走りながら、音楽やラジオを聴きたい人にぴったりのウェアラブルなスピーカーです。シリーズは、ポケット付きのハーネスタイプ「Sierra 901」、ショルダーバンドタイプの「Lightning 301」、そしてバックパック取り付けタイプの「Ignitor 610」で構成されています。

インターネットコム編集部では、「Sierra 901」と「Lightning 301」をテスト。実際に自転車通勤で使用してみました。

■「SONIC WALK」とは?

「SONIC WALK」は、ショルダーバンドに「バッテリー内蔵のアンプ」と「スピーカー2個」が取り付けられた製品。Bluetooth 接続機能などは付いていません。音楽プレイヤーやスマートフォンとは、35mmステレオミニプラグで接続します。つまり、いまどきのiPhoneとは接続できません。

着るスピーカー「SONIC WALK」シリーズ
ストライプ(?)部分にスピーカーが内蔵されています

◆音は?
スピーカーから出る音は、芯がなくスカスカしたもの。サイズを考えれば当然ですが、低音はまったく鳴りません。音楽をまともに聴きたい人にはこの製品は向いていないでしょう。でもトーク系のPodcastやラジオでのスポーツ中継を聴取するのであれば十分に使えます。筆者は昨年、通勤帰りにほぼ毎日、広島カープ戦をこれで聴きながら走りました。

◆「901」と「301」の違い
「Sierra 901」は、左右にウエストバッグが取り付けられたタイプ。右側のポケットにはアンプが入っており、アンプからは音楽プレーヤーやスマートフォンに接続するケーブルが伸びています。スマートフォンなどは、こちらに収納することになります。左のポケットには財布などが入れられるとのことですが、実際に入れると重くて肩がこるので、何も入れない方が良いでしょう。


「Lightning 301」は、ショルダーバンドタイプ。「Sierra 901」より軽量で、装着していてもあまり気になりません。とにかく、軽いのがメリットです。

着るスピーカー「SONIC WALK」シリーズ
「Lightning 301」背中側
装着していてもあまり疲れません

■自転車通勤に適しているのは?

「Sierra 901」と「Lightning 301」ではどちらが自転車での利用に適しているか?というと、軽量で装着しやすい「Lightning 301」でしょう。前述のとおり、「Sierra 901」は装着していると、肩がこってきます。また、上にジャケットを羽織って隠せる冬場は良いとして、夏場に「Sierra 901」を装着していると、ちょっと恥ずかしいという弱点もあります。


「Lightning 301」では、電源スイッチやボリュームなどが操作しやすい位置にあるのもプラス。このスピーカー、ヘッドホンなどとは違い、周囲の人にも音が聞こえてしまうのです。交差点などでは、周りの人に迷惑をかけてしまうことも。そんなとき、すぐにスイッチを切ったり、音量を抑えたりできる「Lightning 301」操作性の高さはありがたく感じます。

「Sierra 901」のメリットは音質。「Lightning 301」よりも、少しだけ音が良い気がします。これは恐らく、スピーカーのサイズのせいでしょう。「Sierra 901」の方がスピーカーサイズが大きく、作りもしっかり。その分、しっかりした音がでます。

着るスピーカー「SONIC WALK」シリーズ
画像の上に写っているのが「Sierra 901」のスピーカー
「Lightning 301」のスピーカーよりサイズも大きく、作りもしっかりしています

■いまどき、あえて有線

Bluetoothタイプの自転車用スピーカーがいくつも販売されているなか、なぜ有線?と思う人は多いでしょう。でも、Bluetoothスピーカーは自転車での走行中、接続が切れていらいらすることも。それが嫌という人には、安定した有線タイプは良いかもしれません。また、自転車走行時にはスマートフォンではなく、軽量な音楽プレーヤーを使いたいという人にも向いているでしょう。

欠点があるとしたら、デザイン。これを装着して外に出るのはちょっと勇気がいります…。その勇気がある人には、「SONIC WALK」はおススメできます。


(この記事は、インターネットコムの姉妹サイトであるえん乗りに掲載された記事を再編集したものです)
本記事は、プロモーション記事です。