自転車通勤用バックパック「Under-the-Jack Pack」

Under-the-Jack Pack(アンダー・ザ・ジャックパック)」は、3.8センチと極薄のバックパック。どう見ても、誰が見ても(多分)、自転車通勤者向けのアイテムです。

自転車通勤用バックパック「Under-the-Jack Pack」
薄いノートPCに対応した薄いバックパック「Under-the-Jack Pack」

筆者は20年ほど前のバックパックをいまも所有しています。これは当時のノートPCを入れて通勤するためにデザインされたもの。DVDマルチドライブが付属した分厚いノートPCと、若い人が見たらびっくりしそうな巨大AC電源アダプターを持ち運べるものです。


自転車通勤用バックパック「Under-the-Jack Pack」
20年前に入手したPC持ち運び用のバックパック
重さは空の状態で約2キロ!

自転車通勤用バックパック「Under-the-Jack Pack」
ACアダプターって、なんであんなに大きかったのでしょう?

でもノートPCは2008年のMacBook Air発売以降、一気に薄く、軽くなりました。バッテリーの利用可能時間がのび、USB Type-C給電やモバイルバッテリー対応の製品も増え、電源アダプターを持ち歩く必要性はなくなりつつあります。

「であれば、バックパックも薄くなるべきでは?」

「Under-the-Jack Pack」は、そう思っていた人が待ちわびたバックパックです。

インターネットコムでは、「Under-the-Jack Pack」のサンプル品を入手。実際に自転車通勤に使用してその使い勝手をチェックしてみました。

■第一印象…軽い!
その重さはわずか340グラム。指でつまんでも、重さはあまり感じられません。20年前のバックパックが2キロ近くあったことを考えると、驚くべき進化です。

自転車通勤用バックパック「Under-the-Jack Pack」
レタースケールで計測できます

■背負って走ってみると
背負って走ってみると、なぜかバイク業界の用語「低重心とマスの集中化」を思い出しました。「Under-the-Jack Pack」を背負うと、ノートPCが背中に密着する感じがあり、このおかげでノートPCの重さをあまり感じないで済みます。

自転車通勤用バックパック「Under-the-Jack Pack」
実際には低重心でもないし、マス集中化もなされていません
でも、一体感がすごい

カーブを曲がるとき、バックパック内の荷物が“動いてしまうと疲労が大きくなりますが、「Under-the-Jack Pack」ではそれがありません。走っていて、自分がバックパックを背負っていることを忘れる瞬間が何度もありました。これは、他のバックパックではなかなかないことでしょう。

■安心感
「Under-the-Jack Pack」はその名称通り、ジャケットの下に“着られる”バックパック。バックパックの上にジャケットを羽織ることで、ノートPCが守られている感じを得られます。MacBookは安いものでも10万円近くする製品。背中に背負って自転車で走っているとちょっと不安になるときもありますが、バックパックの上にさらにジャケットを羽織っていれば、安心して走れます。

コケたときでも、ジャケットを着ていればノートPCの大破を防げるかもしれません。

■光る!
自転車通勤者にぜひおススメしたいのが、「シルバー」カラーバージョン。これは素材に「再帰性反射材」が使用されていて、クルマのヘッドライトなどが当たると光ります。自転車には多くの反射材が取り付けられてますが、どれも小さいものばかり。その点、「Under-the-Jack Pack」の反射部分は面積が広く、高い視認性を発揮します。

自転車通勤用バックパック「Under-the-Jack Pack」
これが「シルバー」カラーバージョン
光が当たっていないときは普通のバックパックですが

自転車通勤用バックパック「Under-the-Jack Pack」
クルマのヘッドライトなどで照らされると
めっちゃ光ります

■ウルトラライトダウン?
2009年に発売されたユニクロの「ウルトラライトダウン」。すごく寒い日に着るのには厳しい…けど、8割くらいの日はこれでなんとかなるという画期的な商品でした。

「Under-the-Jack Pack」も似たコンセプトを持つ商品。大事な会議があるなどで、大量の書類や荷物を持ち運びたいときには力不足かもしれません。でも、通常の出勤日の8割くらいはこれでカバーできそう。そんなバックパックです。

もし突っ込みどころを探すとすれば、素材でしょうか?MacBookを買うような人は、デザインや素材にもこだわりがあるはず。「Under-the-Jack Pack」には、高級感はちょっと不足しているかもしれません。

「Under-the-Jack Pack」は、「Kibidango」でクラウドファンディングプロジェクトが進行中。仕様や入手方法について詳細は、Kibidangoサイト内の当該プロジェクトページを参照してください。