Togetterのイメージ

Twitterの投稿をまとめて公開できるアプリケーション「Togetter」。過去1週間にわたって主要な機能が使えなくなっていたが、21日までに正常に復した。Togetter開発者の凍結(利用停止)も解除となった。

Togetterは、時間とともに流れ去ってしまいがちなTwitterの投稿を、盛り上がった話題ごとにまとめて保存、公開できる「キュレーションメディア」として、日本で高い人気を博してきた。だが15日までにTogetterの開発者がTwitterから凍結にあうと、誰も新規ログインができなくなり、利用はきわめて困難になった。


Twitterと連携するアプリは過去にいくつも撤退していたため、今回も似た流れになるとの予測もあったが、12月21日、Togetterに次のような案内が出た。

「TwitterAPI連携が復旧いたしました。ログインやまとめなどこれまで通りご利用可能です。引き続き、Twitterを楽しくさせるためみんなで盛り上げていきましょう!」

さっそく日本では大手ITニュースサイトが速報するなど、注目度も高い。Togetterではトラブルの原因も分かったとしており、追って明らかになると見られる。

ところで今回はTwitterのみにほとんどの機能を依存するアプリの不安定さがあらためて注目を浴びたかたちだが、しかしTogetterは試練を経てなお、ビジネスとしてのリスク分散を意識して連携先の多角化を図るより、まずTwitterを重視するという姿勢を堅持している。

Togetterの開発者は凍結のさなか「こんな状況なのに新しいTwitter関連サービスを考えてしまうくらいにはTwitter脳」とのコメントも出しており、筋金入りのツイッタラー(Twitter愛好家)魂を感じさせる。