(画像は前モデル)
前後輪駆動のオフロード用電動バイクUbco「2x2」に2018年モデルが登場した。
「2x2」は前後輪にハブモーターを搭載した電動バイク。農地内などで農具などを運搬する目的で開発された。排出ガスゼロなので、農地や家畜に悪影響を与えず、前後輪駆動なので、舗装されていない農地内でも走行できるという特徴を持っている。
今回発表された2018年モデルでは、バッテリーが48Ahに大容量化された。これに伴い、航続距離は約20キロのび、最大約120キロとなった。
サスペンションの見直しなどにより、ラフロードでのタイヤの追従性は以前より改善された。ハンドリングもより快適になっているという。
細かなところでは、LCDパネルの装備、ヘッドライトの明るさアップ(1,400ルーメンから2,230ルーメンへ)といった機能向上もなされている。
前モデル同様、スマートフォンでのコントロールも可能
その他の特徴は前モデルと同じだ。ガソリンバイクとは異なり、クラッチやチェーンなどの機械的部品が少なく、メンテナンスの回数を減らすことができる。
メンテナンスフリーに
「SuperX」と名付けられたX型のフレームも健在。これにより、車両重量はわずか69キロでありながら、耐荷重200キロを実現した。
耐荷重200キロを実現
他のデバイスへの給電機能も継続装備とされた。農機具やドリルなどへの給電が可能だ。牧場内でちょっとした作業をする際には、これは便利だろう。
農機具やドリルなどへの給電が可能
(画像は前モデル)
価格は7,999ニュージーランドドル。現時点では、ニュージーランド、オーストラリア、米国でのみの販売。日本市場への参入についてUbcoに尋ねたところ、同社の次のターゲットはEU諸国との回答を同社カスタマーサービスマネージャーのLouise Hill氏から得た。日本はその次のターゲットで、18か月以内をめどに日本での販売を目指したいとのことだった。