ミクシィのイメージ
「いたずら魔女と眠らない街」(c)XFLAG

ミクシィの新作オリジナルアニメ「いたずら魔女と眠らない街」の再生数が300万回を超えた。ゲームに続く新分野として成長するか注目を浴びる。


ミクシィは人気ゲーム「モンスターストライク」の運営元として知られるが、以前には社名と同じ「mixi」というSNSを主力とし、さらに昔は求人サイトなどを大きく手掛けていた。


ひとつの分野で勢いが落ちても、別の分野で盛り返してきた歴史がある。ちなみにゲームの次としては、傘下のチケット売買サイト「チケットキャンプ」が注目を浴びていたが、好調から一転して一時サービス停止になるなど先行きははっきりしない。

そうしたなかアニメ分野の伸びは関心を呼ぶ。手掛けているのはミクシイの内部組織としてモンストのアニメ化作品など配信してきたXFLAGスタジオ。

いたずら魔女と眠らない街は、クリスマス間近のニューヨークを舞台とした約40分間の作品。監督は「ブブキ・ブランキ」の小松田大全氏、制作は「蒼き鋼のアルペジオ ‐アルス・ノヴァ-」「ブブキ・ブランキ」「ID-0」のサンジゲンが担当。キャストには潘めぐみ、野中藍、喜多村英梨の各氏ら実力派声優を起用している。

12月1日よりYouTubeで無料公開し、4日で300万回再生を突破した。8日時点で高評価は約1万件、低評価は約2,000件でまずまずというところ。日本語のコメントが多く集まっており、内容は作品そのものへの意見や感想だけでなく、モンストにからむものも多い。

過去に配信したモンストのアニメ化作品は、動画1本あたりの再生数が100万単位のものも多く、そのファンを取り込んだとすれば、今回の300万という数値も突出している訳ではない。今後もこうしたファン基盤をうまく生かしていけるかが興味を引くところ。