Feedlyのイメージ画像

RSSリーダー「Feedly」に異変が生じている。特大の広告が画面をふさぎ、新着情報を一部閲覧するのが困難な状態になっている。

さまざまなブログやニュースサイトを登録することでその最新情報をまとめて閲覧できる便利なRSSリーダー。TwitterやFacebookの普及により以前に比べ利用する機会は減ったとはいえ、まだ多くのファンがいる。


ただし、2013年にRSSリーダーの代表格だった「Google Reader」が撤退し、2016年にはやはり使っている人の多かった「My Yahoo!」も終了。2017年には「Live Dwango Reader(LDR)」も閉鎖を決め、選択肢は徐々に狭まっていた。

そうしたなかFeedlyは「RSSリーダー難民」の受け皿として機能してきた。海外製で、日本語に対応していないものの、使い勝手に優れ、Google Readerなきあとの本命として長いあいだ支持があった。しかし有料版と無料版があるなか、無料版の人気が高く、運営会社が安定した収益を上げられるかについて不安視する意見も出てはいた。

2017年11月中旬になり、Feedlyの無料版を使っている人から、画面に大きなバナー(画像)広告があらわれ、最新情報の確認が困難になったとの声が相次いでいる。

バナー広告は簡単に消したり、目立たない場所に移動したりすることはできない。

ただしこれはブログやニュースサイトの最新情報を見出しの文章のみで一覧する方式「Title-Only View」に画面を設定していると起きる現象。見出しに加え写真なども一覧する「Magazine View」「Cards View」などに設定していれば、広告はほかの情報の閲覧を阻害しないかたちであらわれる。またFeedlyは広告について、有料版に移行すれば消せると案内している。